最近お気に入りの日記をお書きになられる某トランスさんがお気に入りの女優さんが田中美佐子らしいのだが、この人というと、強烈に思い出す話(ネタのようだがホント)がある。なんかどなたのことだかバレてきてるかも。ご本人にバレた時がちと怖い。いや、面白いキャラクターされてますこの方も。
木多康昭という、「幕張」「泣くよ うぐいす」などの作品とわけわからん言動で有名な漫画家がいる*1。この、「泣くよ うぐいす」の連載初回の1ページ目が、
「田中美佐子って40なんだって」
「えーっ!」
という会話なのである。連載初回の1ページ目。つかみは大おっけーだろう。
もっとも、わたしは、これとほぼ同じ会話を80年代の終わりに経験している。
女優の名は浅野温子、わたしは驚かす役で、驚かされてショックを受ける役は弟である。
以下。
「浅野温子って子持ちなんだって」
「えーっ!」
ヤツは聞いたとき結構ショックだったらしい。今頃書かれて、痛い過去として笑いを取りに走るかな?
まあ、浅野温子は当時、「結婚してるのに所帯じみてない女(ひと)」というので人気が出て、漫画「ハンサムな彼女」にも、主人公の憧れのかなり年上の女優さん(子供はいないが主人公のかなり身近な人の妻だった)のキャラクターのコンセプトになってるしな。ある意味時代を反映してるよ。
まあ、今は「子供をちゃんと育てて、キレイで、仕事も結婚もうまくいってるということになってる黒木瞳が人気だけどね。キレイだとは思うけどあたしはどっちかというと岡江久美子の方が好きだな。何年か前写真週刊誌「FLASH]でグラビア特集組まれたとき(撮り下ろしと名場面集みたいな感じで8ページくらいだったかな? 彼女がこの雑誌でグラビア特集組まれた話はいつか日記で使ってやろうと思ってたのだ。「さびない、ひと」というタイトルだったと思う)、感心したのを覚えてるけど、黒木瞳が絶対評価のキレイさなのに対して、岡江久美子って相対評価のキレイなんだよな、と思ってしまう。これをうちの母が辛らつな言葉で表現すると、「キレイなオバサン」。
「オバサン」という表現を良い使い方してたのって、佐倉智美さんの本とサイトでしか見たことがない。
http://homepage3.nifty.com/tomorine3908/mermaid.essay.contents/015.comeout.htm
「幕張」の話に戻るが、今この作品をウィキで調べたら、とある女装癖のある登場キャラのモデルである編集者が、当時連載中の女性作家と不倫した挙句漫画家のかずはじめと再婚してという衝撃のネタが載っていた。うぃきってすげえ。

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3月15日追記(上の貼り付けも)
この二つ並べて紹介してるとこもめったにないだろうな。吉住渉は姉弟そろってかなり好きなんだけど。弟は「頭よさそうなかんじがするから」好きらしい。「毒にもクスリにもならなそうな」のはいやみたい。少女漫画好きの男性が読むメインストリームの水沢めぐみ読んだらどうだろう。つってもうちには彼女の本一冊もないが(ええホント。全く。りぼん現役当時はそれなりに面白かったですが、大人になってみるとまぶし過ぎて)。
*1:昔の同人仲間に、彼の高校出身の女の子がいて、「あんなのが先輩だなんていやだ」と吐き捨てていたのを思い出す。わしよりかなり若い、男名前だったけど結構可愛い子だった。元気かな