「ざれごと寝言大事なこと」日記#6

西山香葉子という同人者の本性がわかる? ぺーじです。

「マーマレード・キス」

今回は、「g×g」という、百合アンソロジーな同人誌に2回参加したうちの、2006年版の自分の作品を転載してみようかと。

これは、「ジャージ」というモチーフを持った百合同人誌でして。今思えばニッチだなあと思わなくもないです。記念にTシャツつくられたんだよね。持ってて、たまーにだけど着ることがあります(爆笑)。

ジャージ→体育会系までは、よくある思考なのでしょうが、すんごいダラダラしたものが出来上がってしまいました。誤字脱字他の直しはしましょ。そういえばうちの中学は、登校するとジャージに着替えることが義務付けられてたっけ。千葉ってどこもこうなのかな? この不文律、当時は大嫌いだったけど。


タイトルは「マーマレード・キス」。ミスチルの曲タイトルからで、当時は合っていると思ってつけましたが、今読み返すと、ただダラダラしているSSに比べて、音楽の方がとろけそうな甘さがあったなー、と述懐します。明日起きたら聴き直してみよう。

出羽スタートしますかね。
あ、大したことは書いてませんが、耐性のない方はここで回れ右することをお勧めいたします(苦笑)。打ち直してみたらなんか恥ずかしかった(苦笑)。





 その日、あたしは部活が始まるのをリョウコと一緒に待っていた。と言えば聞こえは良いが、実態は体育館の床に這いずっていた。
 あたしたちの中学は、登下校時は制服着用だが、校内に入ったらジャージの着用が義務付けられている。田舎くさくダサい不文律だが、お掃除を思い切りできるという利点があるので良いと思うあたり、あたしは真面目な学生なのか。
 ジャージは、白を胸元で濃いブルーに切り替えている。3年前デザインを変えたけっこうおしゃれなタイプ。
「リナー」
「なーにー」
「暑いねー」
 5月の半ばなので、当然こんなもん着てちゃ暑いんだけど、中に着る体操服がダサいので、ねえ。
 ふたりともぐでぐでと、寝っ転がって、首だけあげて、言う。
 卓球のダブルス組んで3年目。声音だけでお互いのいろんなことがわかる。
 リョウコ今日やる気ないな。
 でもこの姿勢は首と肩によくないな。
「今日みんな遅いねー」
「山ちゃんは委員会でしょー。コシノは部長会議って言ってたー」
「なんねえ。今日やめるー?」
 4人しかいない3年生が2人もいないんじゃ、1・2年生に教えるのはあたしたち。
 大して強くないあたしたち。
 うちら現3年生。コシノとそれ以外の3人の実力はダンチで、先輩たちから、
「おめーらの代になったら卓球部は崩壊だよ、心配だよ」
 と年中言われていた。
 ん。
 あれ。
 リョウコがすぐそばに寄ってきてた。
 唇に、唇が触れる。
 時々こーゆーことするんだけど、そゆことも含めて、あたしはリョウコと過ごす時間が好きだった。
「帰ろうか?」
「着替えんのもたりーよお」
 制服がセーラー服なのだ。これまた暑い。
 もういっかい、キス。
 
 この空気がずっと続きますように。
 永遠に、リョウコといられたらいいのにね。


〜〜打ち直してみて。


多分女の子同士でちゅーするシ−ン書いたのはこの時だけだと思うのですが、今あげると異常に恥ずかしいですね。まあ、これは打ち直しているのもあるのでしょうけど。あと、ちゅー自体がw


いかがでしたでしょうか。
すごく短くて*1、雰囲気だけだらだらと、小説とも言い難い感じなので、キャラが何も見えてこないんですよね。そういえば髪型とか身長とか、小説書くなら私がたいがい決めることを何も決めてなかったんだなあ。

コメントお待ちしてます。百合を読むのに慣れてるひとと慣れてないひととで、どんな違った感想が出てくるかも興味があるかもしれないが、果たしてどうなりますやら(苦笑い)。

*1:こうしてあげてみると意外と場所とってるわね