それは、2学期の始業式の昼の出来事だった。 日差しが強い日。 「じゃああたし剪定して帰るから」 「わかった。バイバーイ」 あたしは、暑さのせいで尚更ウザく感じるくせっ毛を、手で梳きながら駅ビルの中へ入っていく。 くせっ毛で、伸びるというより増え…
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