「ざれごと寝言大事なこと」日記#6

西山香葉子という同人者の本性がわかる? ぺーじです。

りぼん9月号・その1

(前のエントリから続いて)そんなことを言ったらもっと無理がないか、というりぼんの話もしようかね。

なんですが、このエントリ、8月11日に分割しました。

春田ななチョコレートコスモス」に関しては、かなり効果的なネタバレを読んでて、あ、上手いひねり方してきてる! 読みたい! と思ったので購入したと(「ミストレスフォーチュン」もけっこう気に入ってたけどね。これは後述します)。


酒井まゆの新作「MOMO――終末庭園へようこそ」と種村有菜の「ミスフォ」の裏表カラーピンナップ、なんですが、ヒロイン妃ちゃん、おすましと笑顔と、あと、キレイだけどなんか生々しい全身像が載ってて(何故だ? いや、みっつ全部全身像なんですが)目もそらせず考えてしまいました(汗)。

で、その新作。ヒロイン暗いです。
小さくて可愛い女の子とぶつかって出会う。これもまた運命と言うところでしょうか。

「HAPPY BIRTHDAY SWEET 16」というくらいだから、素敵な日にしたい16歳の誕生日にろくでもないことばかり起こるヒロイン夢ちゃん。「いいことなんかひとつもないから 今からでも遅くないから こんな世界終わっちゃえばいい」と絶望しているわけだ。
その小さくて可愛い女の子は、実は、宇宙に数多ある星の生き死にを決める大魔王だった、と!
「生命体の存在する星では 一定期間リサーチして代表者に意見を問うことにしている」のだそうで、その代表者にヒロインが決まってしまったそうだ。
で、この星を存続させるに足る、彼女が納得できる7つの理由を2年以内に出せ、だって。
いきなり現れたケーキを彼女が食べて、それがおいしかったということでポイントをひとつゲットしてしまうのですが。
昔どこかで見たような既視感もすごくあるんだけど、すごく新鮮な設定であるような気もする不思議で面白い状況の元で、どんなストーリーが待っているのかけっこう楽しみかもしれません。


「ミスフォ」は扉に浮いたたくさんの文字になんとなく違和感を覚えながらも読み始める(こっちを読んでから前述のピンナップを見ましたドキドキ)。
ふたりだけの気持ちの伝達方法を知った後でいきなり、その特殊能力の関係上アメリカに行くことになってしまった妃ちゃん。相方銀色くん*1とふたりで息の合ったアカンベエも可愛いなあ。
渡米しないと言ってたけど、簡潔な交換条件が出て、いくと決める妃ちゃん*2
渡米する決意を相方に言うと、相方は自分の恋心を打ち明けると言うことをしてきましたよ! 熱いなあ。
妃ちゃんは、「ぬか喜びさせちゃ悪い」と言ってるけど、理由知ってますが彼。
で。いざサンフランシスコに来てからのシーンが私はいちばん好きだったり。アメリカでは摂氏でなく華氏が使われてます、というのが。こういうリアリティが雑な漫画って個人的に読む気失せるので、好感が持てます*3
ヅラかぶったイバ子に笑わされたりして(好きだここも)。
戦闘服に胸の谷間が見えるのが気になるのですが*4
で、大ピンチには好きなひとがいてくれるんだなあ。

コンビ復活したところで敵を撃破した。そしたらこの任務の真実→妃ちゃんの滞在期間が明かされる。「だってじれったいんだもん」って、いいなー。

ところで、このエンディングって。これは種村作品を読み慣れてるひとに論評任せたほうが良いかもしれないと初見で思いました。


以下8月11日追記:先日「紳士同盟+」を既刊は全部読みました。とにかくひたすら先を急ぐ読み方だったので取りこぼしが多く、書けることさほどないのですが、機会を見てなにか書こうと思ってます(言いたいことありはするのでね*5)。

*1:ちなみに、書いた記憶がないけど先月号も読んでました。可愛かったです

*2:しかしこのファーストネームって、「名探偵コナン」の蘭のお母さんの姓くらいでしか使われたことのない言葉ではなかろうか

*3:私は、「キャンディ・キャンディ」を大人になってから嫌いになったのもこの手の不快感が元なので。細かいことだけどこういうのが雑な作品が「子供騙し」と思われやすいのではなかろうかと言う考えも浮かびました

*4:引き合いに出したい漫画あるけどやめとくべ

*5:ヒント:なんかみんな同じとこに食いつくよなー