「ざれごと寝言大事なこと」日記#6

西山香葉子という同人者の本性がわかる? ぺーじです。

LaLa1月号感想

かなり特定のお方に向けて書いている節も感じられる毎月の恒例行事がきましたよ。読み始めて初めて、発売日に出勤がなかったデス(笑)。

LaLa (ララ) 2008年 01月号 [雑誌]

LaLa (ララ) 2008年 01月号 [雑誌]


今月号発のニュースは、「ヴァンパイア騎士」と「図書館戦争」のTVアニメ化ですか。後者は、「ああ、だからコミカライズされたのね」のひとことですが、前者は「……」。どうも苦手で読んでない。1冊まるごと読むのがノルマだった8月号ってどうやってたんだろう、と今謎になっているくらい読まない漫画が多かったりする。お耽美一歩手前な絵やベタの多い黒い印象のある画面処理が苦手だし。そういえば「天使禁猟区」という代表作を持つ由貴香織里も苦手だったよ思い出した(第2子を? 出産されたようなので今後も頑張って欲しいなあとは思う方ですが)! 

「会長はメイド様」
なぜか読んでいる。今回は巫女か。あざといと言えばあざといが。「お帰りなさいませご主人さま」がデフォルトだしこの店。でも美咲のちょっと男役入ったキャラクターは好きかも。だから読めてるのか。碓氷クンもいい感じだしさ。
話は……今回問題を起こしているキャラとの因縁がわからんので……。ぶっ倒れた店長さんだらしねえぞ、と思うが自分がこの場面で店長だったら毅然とした対応ができるのかと考えると葵ちゃんにちょっと拍手(→でもなんでそうゆうことわかるの君?)。

キスよりも早く
表紙が今回の内容と少しだけリンクしているような。本編では着ないドレスを着たブンちゃんね。華奢で可憐で、デコルテがキレイ。
芝居のラストを腕相撲勝負に変えてしまうのが笑える(そもそも「パンダフェスティバル」という学祭のタイトルが……うぷぷ)。このあたりで白雪姫役の岡ちゃんがキス待ち顔をしていたので百合カテゴリ指定もさせていただいた(もひとつ百合? なシーンが他の漫画にもあるから後でね)。百合要員ですかこの娘さん。で、ブンちゃんモテモテと。女の子が少ない上に○ちゃんで「今後逆ハー展開」などと揶揄? されてたのでそのあたり心配だったけど、百合っぽい娘さんがひとりいると少し印象変わるでしょうか? ヒロインモテモテに変わりはないか。
ちなみに「優勝したお客さんには白雪姫との30分デート権をプレゼント」らしい。その時の岡ちゃんの内心が「かじさん*1がんば!」だったのがなおさら百合好きには嬉しい話かもしれませんが、このお話は百合が本筋ではないからね(でもちょっと嬉しいわし)。まあブンちゃん1回優勝したらしいので良かったぢゃないですか(鉄兵ちゃんも一回優勝して岡ちゃん喜んでいた模様。男性苦手なのかな→テンプレ化してるかのようになにかっちゃ絡まれてる娘なのでわからんでもないが)。
あ、先生化粧した姿が妙にキレイ。ちょっと女教師風で(笑)。その下のコマでナース服を着たブンちゃんの後姿が出てきますが、どこで衣装を調達してるのでしょうか……? それは気になりますがな(特に今回はね)。
と、本筋は、前々回ラストで初登場した美少年・翔馬くんが今回よせばいいのに大活躍しとります(新語までつくられた)。黒澤君もたじたじって感じ。腕相撲でブンちゃんに「戦メリ」*2作戦で勝って先生も黒澤君もヤキモキ。ただ、先生の育った家庭が少しずつ見えてまいりましたこの回です。
先生の実家がある程度金持ち、というのは予想ができてたのであまり当たって欲しくない気もしていた部分なのですがね(この漫画に関してはよく当たるなーわし。それだけベタなんでしょうか?)。陰険な会話だよ。その分愛ある家庭で育ったブンちゃんが眩しかったし、それが多感な時期に壊れてしまった辛さがいろいろ垣間見えたから、ブンちゃんが先生にとって「よく見てなきゃならない生徒」という気持ちは早い段階からあったんだろうね。ラスト近く、初見の際に見逃してたんですが先生シャツのボタンはずされてますよ!!!(というかこのあたりのシーンは全体的に例月より過激です!!! そのあたりちゃんと絵で描いて欲しかった!!! というすごく悔しいあたりについてはファンの皆さま一緒に悶えましょう)その後のアノ大ゴマ!!!!! いやー、正視できませんわし。こういうコマってBLではお目にかかりそうな気もしますけれどもいやーさすが白泉社(これも登録しよう……)! やってくれますわ。
それで。またセクハラオチですか? 受難だわブンちゃん。

キス早長々すみません……。


金色のコルダ
毎度のことながら絵のお上手な作家さんだ。ホントキレイな絵。
今回読んで、ちゃんと最初から読んでたらこのキャラを好きになってたかな? というのが見えてきました。3年生ふたりか、金やんかなあ。女の子たちも可愛い。
百合な? 場面はこの作品デス。報道部員の天羽さん(あもう、と読みます。キレイな名前だなあ。マリみてで言えば三奈子っぽい役どころのようだけど美人ちゃんなのが嬉しいです)が1年生クラリネット奏者の冬海笙子ちゃんに抱きついてるシーン。「よくやった!」と称えてるんだけど、なんか嬉しく読みました。かわいーと興奮している先輩・天羽さんときゅーっとなってる後輩・冬海ちゃん*3の対比が○。

クラシックを知っているともっと楽しめる作品なのかしらね。オケの? のだめと違ってソロ演奏のシーンが多いのが特徴なのかもしれないけれども。年が明けたらどなたかコミックス貸してくれへんかしら?(年内は荷物を増やしてはまずい身なのデス)上記の知り合いさんこのブログ読んで……ないだろうなあ……寂しい……。
どうもこのお話って。セーラームーンみたいに、不思議(だけではないが)にヒロインを導く人間じゃない存在がいたみたいだね。その存在との絆を断ち切りたくない気持ちもいい感じでした。ホントにどんなスタートだったんだろうこの漫画。読みたい気持ちになってきました。


ホスト部」は、これまた人間関係が読めない。でもオチは読めた(笑)。法律には詳しくないんですがね、まあ少女漫画でハッピーに出てくる法律といったらたいがいこれじゃないかと思う。


「番長さま」。LaLaはいつからこういう逆ハーものが得意になったんだと思うのだが、ほのぼのしていてヒロインが妙なパワーの持ち主であるがゆえに成り立っている話だよね。今回も妙なパワーに満ちてましたが。でもって、登場した「族」が新撰組のパロディというのは完全にウケ狙いでしょ作者さん? ナンバー3が病弱ってトコなんか、それと名前でわからいでか。


「亡鬼桜奇譚」 「花の名前」が有名な斉藤けんの読みきり。異種族恋愛譚の悲しいパターンですね。読んでいて一途さに引き込まれてしまったので悲しいっちゃ悲しいですがバチが当たったから良いか。初々しいねえ、と言っていたおばちゃんが彼女が人間じゃないとわかったとたん叫ぶあたりがなんと言うか……胸を詰まらせて読むひとがいっぱいいるんだろうな、と思った作品でした。


「ZIG☆ZAG」 表紙見てしみじみ、「ホントにこの手の顔ってなかじ漫画の主人公顔なんだなあ」と思った。ちなみに表紙可愛いです。そんな表紙の桜子ちゃんが主役のお話。
これまでのお話を単行本で全部読んでしまった今、彼女が好きな苑生って(名前は良いのにね)、顔以外はどこが良いんじゃと思えてしまうんだよねわし。そーか、才能があればちょっとくらい傍若無人でも許されるってなこゆことかい。あー腹立つキャラだわこいつ。というわけで好きになれない分なんとも言えないのですが、桜子ちゃんもなんで自分が彼を好きになったのかその理由がわかっていないので、まあいいかという気にもなってみる(何で好きなのかわからないけど気がついたら恋をしてたなんてことだって恋の相場としてはアリだからさ)。
後半は、お花と真剣に向き合う桜子ちゃん。あと、諏訪ボンと芽ちゃんがデートするみたいですよ。良かったね諏訪ボン(彼はけっこう気に入ってるの。ひなたにーちゃんも好きさ)。「熱ないって」のコマも良い。可愛い。
その芽ちゃんを心配する佐帆も良し。
しかし、お菓子もらって「毒入ってるかもしれないし」って、下手に格式のあるお家柄で育つと足の引っ張り合いなんつーのを見せつけられて育ってきたのかね、とそんなことも思った今回でした。
あ、キスシーンがすごくキレイでした♪


「お兄ちゃんと一緒」ヒロイン・桜ちゃんの同級生で彼女に想いを寄せる鈴木くんがメインの回。桜ちゃんをめぐる人間関係で遊んでいるかのようなお友達・中ちゃんの態度も良いね。途中のネタは「こゆネタ昔『ここはグリーン・ウッド』で見たぞ」と思ったが、トランスな正くんがこういう状況で男っぷりがあがってしまうのはなるほど、と。
結局告白できんので、も一回チャンスを与えてやれんかねえ?
 と思いました。


この号はお話ごとの季節の描かれ方にすごくばらつきがある。学園祭シーズンのままな作品もあれば、年が明けてる作品もふたつ。というのは、月末時期発売から来るのかな? と思いました。


次号は4週間めにコンニチハ(24日発売だからか連休にぶつかることがえらく多くないか? この雑誌)。なんでも400号らしい。意外と長いんだねえ。とりあえず、キス早の次回がとっても楽しみです(結局それかい)。

長々お付き合いさせてすみませんでした。書くのにもどえらい時間かけました(笑)。翌25日、誤字脱字を発見できた限り直しました(笑)。

*1:梶。ブンちゃんフルネームは「梶文乃」

*2:映画「戦場のメリークリスマス」のこと。キスをして戦意を喪失させて利を得ようとするシーンが有名らしく、その後この手のシーンはこの言葉で語る人は多いはずだ

*3:みんなこう呼んでいる