「ざれごと寝言大事なこと」日記#6

西山香葉子という同人者の本性がわかる? ぺーじです。

初恋限定。

限定、の部分はリミテッドと読みます。
数年前、少年ジャンプで連載された女子視点のラブコメで、一部漫画好き女子に支持を得ていました。
男子の支持はあまり得なかったのか、4巻どまりですが。
ついったーで、話の流れで、某mixi二書いたものを転載することになりました。
が。

1日ではなく、3日に分けて書いたもののようです。
なのでいろいろ文章が読みづらいかもしれませんが、お許しくださいませ。
ちなみに、この日記、探すのに妙に苦労しました苦笑


2009年3月10日

弟に借りた「初恋限定。」1巻は読了。とりあえず145Pと193Pの、それぞれ最後のコマは噴いた。
・パンチラがいちごより減ったのはいいが、有原兄とか楠田といったあたりの描き方は、好かない感じのヘンタイ描写(笑いにくい)。
・5話目が好きかも。
・3話はわからん。
・キャラデザイン的には慧と岬が好きかな。
・1話目は雑誌掲載時も読んだけど、再び読んでも力の抜けるオチだと思う。
・その1話目のオチの原動力となったあゆみの蹴りの良さの原因は謎。ちなみに彼女は兄ちゃんを上手く使ってるよな。
・小宵が1番わからん。7話コワかった。173Pマジで怖い。

2009年3月11日


以下箇条書。


・「武居先輩」って漫画にしかいないキャラだよな……
・10話目の眼鏡の男の子は、半分は正しいことを言ってるけど、なにかがおかしい。
・慧ちゃんはなんで、授業始まるとツインテールにしてんだろう。似合ってないけど(笑)。似合ってナイ大人なルックスが好き。
・100P。あーしたいこーしたいうるせー、って言うけど、どーせ「なんでもおまかせ」ちゃんも嫌だと言うんじゃないの? ワガママっ。
・別所くんと山本さんにくっついて欲しい気持ちに、だんだんなってくる。
・小宵はマジわかんね。「こんな女いねーよ」No.1は絶対この娘だ。
・115P。なんでこんな妄想画像が……更に言えば、隣のページの下から煽った後ろ姿はきまオレの鮎川まどかが、言われてみればかぶる。
・このあたりは……百合なような違うような……
・15話。テニス部ペアもかなり好き。
・中2娘5人組は子供組とオトナ組に分かれてる。ちょっと自信持てそう←?
・137P。なんで彼女がそんなことわかったんだろ。初読時はスゴイと思ったが、今は少し違和感あるかも。でも上記のオトナコドモ分けから行くと、他にいないのかな。
・165P。なんでマネージャーが水着?
・17話扉。あゆみの表情はいいね。
・175P。山本さんの長台詞見事。こういうのがあるからこの作家侮れねんだなあ。
・177P最後のコマ。この作品をあまりにも表している台詞で噴いたw
・181Pがいい例だが、兄ちゃんは完全にあゆみに「転がされてる」。親父転がしがダブった。


2009年3月12日

この日付は、最初にとあるジャニーズタレントの舞台かなんかのニュースへのリンクが貼ってありました。
その時の「女好き」描写が「セクハラ」だったので怒りを出していたものと思われます(昔なので推測するしかない苦笑)。
それが本文と関連あると思ったのでこんなことをしたのでした。


えーと、まず3巻は、表紙の山本さんが綺麗だわー。マジでマジでキレイ。少年誌の表紙じゃないよね。池上遼一と間違えるかも(?)

この巻はバレンタインと、3学期終了間際の千倉ちゃんの悲しい話が大部分を占めていて、後者はストーリー的には人気が高いようでした。弟の日記でも奴のマイミクさんが話題にしてたなあ。「号泣必死!!」って帯でも煽ってた。

・13P。あゆみちゃんの呆けっぷりがすごい。真っ白です。しかしこのヘルメット、後を引くほどムカつくことになるのですが。ムカつくのと、そんなんアリかよ? みたいな感じで。15Pなんか、あゆみちゃんエクトプラズム出してるよー(汗
・20〜21P。なんでココまでイメージ違うんだ。5人組で小宵がいちばん子供だとわかるシーンかもしれない。
・28P。噴いた。「アンタ達何やってんの?」とか「また幼稚なことを…」とか言う気持ちはよくわかる。あ、「今まで1回もモテたことがない」というのは、そのひとが誰かに惚れられていることを否定する根拠にはならんと思うが、いかがか。
・36P。ある意味ホントに恋愛の心理。「理屈を探してるってことはもう恋ってこと」というのの類義語か(コレどこの漫画だっけ? 藤崎真緒?)
・38P。隅のコマは見てて良いなあという気持ちになれますw 山本さん分身の術っ!w
・39P。あゆみちゃんのこの蹴りとかの良さは、「初恋限定。」七不思議の筆頭にしたいわワタシ。殴ったらヘルメットだったんで「痛――い!!」って……理不尽なところもナイか?w
・40P。ココを見て思ったんですが、この漫画、携帯電話の普及率があまり高くない気がする。楠田が慧ちゃんのうたた寝姿撮ってたくらいだよね。しかしあんた、頭に鉢植えくくりつけて……(そこまでやるか)
・47P。なんっじゃそりゃ――!
・52P。操クンも転がされてるなあ。あゆみちゃん将来はお水向きか?w
・60P。山本さん笑ってるけど、真相が判明したら怒ろうよ、ねえ。で、1枚めくるとすんごいアングルで、脚がすんごいキレイ……。
このバレンタインの話に関する「爆弾製作犯何処行ったんじゃい! 罰受けろよ!」という気持ちから切り替えられなくって、次の千倉ちゃんの話に入っていけなかったです。トンデモすぎるオチだコレは。
・77P。美少年やなあwww
第22話・23話は、4歳差ってのは萌えるポイントなのですがw、これは千倉ちゃんも曽我部君もどちらも成長させそうな、そんな印象を覚えました。こういうキレイな話、好きなひとはマジで好きだと思う。再読すると、ちょっと、つーん、となるような。あと、93Pの楠田のツッコミはなかなかwww
24話と25・6話は、トンデモ系だよなー。どっちにも新キャラ出てるけど。
・127P。こことか連載初期あたりで楠田のキャラを出すのに「女好き」というキーワードが使われてるんだけど、その表現の仕方が上で貼ったアドレスで使われてるキャラの焙り出し方と同じなんだよね。そろそろ別のやり方ないんかなあ、と思います。ミスフォの銀色君と違って可愛くもアリマセン。まあ、このあたりから彼も汚名返上な感じになってくるんですがね……。
25・6話のヒロインのめぐるちゃんは、個人的に好きな方なんですがねえ、151Pはちょいとキャラ変わりすぎかと。マネージャーがなんで水着着てんだか、ってツッコミどころもあるしw
Qちゃんというあだ名の新キャラは、24話の新キャラよりはまだ存在意義がありそうだけど、160Pとか、あゆみとか、前作いちごとかみたいに、この作者でこういう幼い外見の娘って、立場強そうな男に媚びるのが上手に見える傾向があるように見えてきた……(と、背が高すぎて今まで記憶ある限り上目遣いというものをしたことがナイ女は書いてみたwww)。
・169P最後のコマ。夕ちゃん、言葉は選びましょうよ……
・175P。ジャンプじゃ通常ナイシーンだよねこーゆーのw ヘッドドレス付き黒ロリなQちゃん見て「銀盤カレイドスコープ」のリア・ガーネット思い出したのはワタシだけですねそうですねwww その次のページのでかいコマも、台詞選ぼうよ……。
・181P1コマ目。えろ過ぎませんか? ココ。
この回の終わりのシークエンスは、なんか言葉が足らんような気がしなくもなかった。まあ、「雲の上のキスケさん」という昔ヤングユーで連載してた漫画で、胸が大きいのが複雑な気持ちのヒロインに彼氏のキスケさんが「俺はおっぱい星人だ」と少し? の嘘をついて励ますシークエンスがあったのを知ってはいますけどねw(このヒトは「好きな女の胸ならどんなんでも ラブ」なひとだったw)

やっと最終巻かよ……単行本片手に書くとホント時間かかるよなあ……

表紙だけ見ると小宵ちゃんカワイイんですけどねえ……

27話は、扉が珍しく男子中学生3人。曽我部君がちょっと良く見えるようになってますねw
・22P。ケータイで撮ったモノのことここで思い出しましたw
28話扉は、前の話と対になってるのね。慧ちゃんがマジキレイだわー。
・32P。操クンがそんな弟思いだったとは知らなかったw
・48と49Pは、どばちゃんと寺井君のシーンなんだけど、ここはすごく良かったなあ……。
・56P、別所くん、言いたくなかったろうなあ。だからこそ余計にいいシーンだと思うし、山本さんは別所くんにしとけーと思えてしまうのですが。ああいう妹はいるし、好きな娘には振り向いてもらえないし、作中でいちばん不憫なのはこの子だと思いますよ、ええ。
・61Pといい、27話の扉絵といい、曽我部君が、男子キャラで作画にいちばん力入ってるように見える。この海を発見したシーンには、ちょっとハッとさせられる。
・67Pのモノローグはすごく好きです。
・73P。千倉ちゃん、なんでこんなに優しい顔出来るんだろう。
・79P。脚が長いからって、大人になったら、歩くの走るのの速さで男のヒトに勝てなくなるんだよ。コレだけはツッコみたい。ワタシは最近、身を持って体験することが多いから(蛇足ですが、即売会等でお世話になるマイミク様方、なるべくそこだけはいたわってくださいませ。足まわりが弱いので汗)。
・81P。このページで慧ちゃんが言ってること、もっともっと読みたかったな。
・90P。「不良の影」と言われて、実は初読時ピンと来なかったw
この31話は、本当に、有原バカヤロウ、という回だわ。「手違いだったとしても」って、自分の命を救った格好の妹が、なんでアノ包みを爆弾だと知ってたのか聞いてないんでしょうか。まさか命を救われてシスコンに拍車がかかったとか!? 「そんなだからモテない」って言い返してやりたくなってしまうが、作中じゃそれが真実でないから理不尽だね。
・97P。江ノ本姉妹って実はよく似てるのね。ホント絵上手いわ河下さん。
有原兄は、妹に対する気持ちが父性愛だと言うのが伴ってるならいいんですけどねえ……(私がどういう家庭環境で後半生を生きていたかご存知の方はここスルーしてください)。
30話までとか31話って、私の好きキャラちゃんたちが「自分の頭の額縁をはずしていく」展開でもあるのかな。自分はこれって持ってた自分の中の枠が外れて、でも結果幸せが来るような。「山本はかわいーよ」発言あたりは、少し有原兄貴を見直したような。
・118P。小宵の発言は、好きでいてくれてるからってだけじゃなく、単に「お兄ちゃん」してるから。だと思う。この娘は微妙にKYなのかもな……続くページの千倉ちゃんは、体は小さいけど、ちょっとオトナだよね。成績いいんじゃないかなあ。
・121P後半。楠田発言重みある意見だと思うよ。連載当初から比べたメリハリとしては相当利いてるのかなあ……。

結局、あゆみの周りだけはカタが着かないままでしたねw

全巻通したおまけ漫画も、4巻だけのおまけもあるのですが、そっちは疲れるのでフォローしないで、作者あとがきに以下では触れとこう(だって、あり得なすぎて疲れるんだもの……)。

設定自体は面白いと思う。こういう人間関係交錯系の話は好きです。BLで言えば、「タクミくんシリーズ」なんかにある、誰と誰が恋人で、誰と誰や、あっちの子とこっちの子が親友で、あの子とこの子は実は従兄弟で、みたいな。私も、バレンタインネタで始めた女子校ではそういうのをやりたいんだけど。
ただ、少年誌で、百合じゃないレンアイもので、「女の子の視点で」とやった時点で既に間違ってたんじゃないかなー、と思いますよ。有原兄貴だと高校がメイン舞台になったろうから全然違ったんだろうけどね。「コミックハイ!」あたりなら受けたんじゃないかねえ、と思うのですが。河下サンは「ハイ」向きなのかもなあ。
千倉ちゃんの兄貴って、1回作中の交錯する人間関係に突っ込む役で出なかったかなあ?
どばちゃんの「こーゆー娘が案外一番」とか、慧ちゃんの「美人が、お世辞にもカッコイイとは言えない少年に恋する話」というのは、アイデアとしては良いと思います。特に後者は、女の子の気持ちをブラックボックスにしちゃったら、少年誌の普通のラブコメに落っこちてしまうだけに、そこをブラックボックスにしないで描けるひとは少ないから。あと、女の子を主人公にしたラブストーリーで「あたしだけが見つけた宝物」的な話だと、百合だと「初恋姉妹」、LaLa掲載作でキス早くらいしか私は読んでないし。そういう話はもっと読みたいんだよね→自分で書きなってwww
楠田少年をひどい顔に描き過ぎたという反省の弁は、好感持てると言ってしまうと……筋が通ってるでしょうか?
江ノ本姉妹の「おばあちゃんがイギリス人、ってのなんか良かったなあ。
最後。奥付け手前の山本さんのイラスト、衣装とポーズの組み合わせがひどくえろいッスよ……。


えらく時間かかっちゃったなあ。それもなんか絵ばっかりに触れてた気もします。これは再編集してそのうちはてなにあげようっと。
疑問を持つところも多かったけど、おおむね楽しく読めました。
出羽。



以上です。読んでくださってありがとうございました。お疲れさまでした。