「ざれごと寝言大事なこと」日記#6

西山香葉子という同人者の本性がわかる? ぺーじです。

「平安あや解き草紙」シリーズ

読書も原稿も書けなかった昨年とはうって変わり、5月から本が読めるようになって、積み本も何冊か崩せたし、図書館で新しく読んだ本もかなりありました。病気がなければ借りた本持ち歩いて読めるんだけどね。

その中で、今年出会った中で夢中になれる! 推せる本を今回は紹介します(銀河英雄伝説も推せるけど、32年も前に完結してるではないですか。これからリアルに追えるのがイイよ)

「平安あや解き草紙」というシリーズです!

きっかけはTwitterだったんですわ。
今年7月に、集英社オレンジ文庫のプロモーションツイートが流れてきたと。
半分の年齢の帝に求愛されてる嫁き遅れ……面白そうと思い、まずは図書館で借りようと予約しようとしたらうちの市の図書館にはないらしい。
も少し都会な市の図書館から借りてくれた。こうなると延長ができないので、確か銀英伝放り出して1冊は読み始めたんだと思います。
理由があって婚期を逃した姫が、年齢が己の半分の帝に入内を迫られ、妥協点として尚侍として後宮に入ったところ、季節折々の行事に伴い騒ぎが絶えず……と言った具合。
帝の入内要請を断り続ける理由は、先の東宮への入内が立ち消えになった後で付き合った男性がいたから。
帝を説得してもらおうと仲の良い斎院の元を訪れると、元恋人は斎院の弟だものだから、10年ぶりに再会してしまい……

既刊5冊を全部読んで今、人物相関図が欲しくなっております苦笑
あと、諱が、漢字も読みも難しい。時々数ページ前に戻りながら読みました。なので元恋人の名前書けないなマテ 髙ともまた違うよねこの字。女人の名前は女房の名前には今に通ずるのもいるけど(千草とかね)、伊子と書いてかのこと読ませる主人公は古風。みんな大体読みづらい。
平安時代には詳しくないので、まっさらな気持ちで読めています。大君というのは知ってたかな。氷室冴子先生の作品と、田辺聖子先生、あさきゆめみし、かな(桜姫華伝も揃えたいんだけどね)
宮中行事、とても調べて書いてらっしゃるなと思いましたが。この小説、平安クラスタの間ではどうなっているのだろう?
元恋人との仲もまたしっくり行くようになって(4冊目のラストって、アレだよね?)、危険な宿敵が出てきてバトル方面にも楽しみです。
あと、とても大事なのが、女人の扱いに対して怒るところは怒っていること。フェミニズムな小説でもあると思うな。だから私のTLに現れたのね。年増の自虐が過ぎて聞き苦しいが、それは作中人物が否定してくれるし。
追記あったら追記します。
久々の少女小説、大当たりだなあ。


平安あや解き草紙 ~その姫、後宮にて天職を知る~ (集英社オレンジ文庫)