「号泣する準備はできていた」感想

- 作者: 江國香織
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2003/11/19
- メディア: 単行本
- クリック: 38回
- この商品を含むブログ (178件) を見る
あまりにさくさく読めてびっくりしました。2日で読み終わった。読書リハビリにはちょうど良かったのかもしれません。
積んでるBL小説がずいぶんあるけれど(笑)。
いろんな人々の人生のワンシーン、って感じですね。
夫と仲たがいした女のところに、昔ホームステイで世話になった家の娘が現れたり。
浮気した経験のある主婦が、姑と温泉旅行に行って彼女の世話をしたり。
父の代から親友同士という女2人が、それぞれの(現在の)夫と過ごす時間に煙草のキャンギャルが現れたりとか。
ある女が高校時代の無免許運転ドライブデートを振り返ったり(行き先は海)。
3本目「熱帯夜」はレズビアンカップルの話で、63Pにある「人生は恋愛の敵よ」という言葉がいちばんインパクトを持って響いた。