「ざれごと寝言大事なこと」日記#6

西山香葉子という同人者の本性がわかる? ぺーじです。

「楽園の条件」

良かったです。

なんかやわらかそうで。

で、化粧品とか下着なんかの「アケスケ系」のリアルさを売りのひとつなのかな?
これと似た日付でやる予定の「オクターブ」は「生活感」の出てるリアルさってところ。女性が絡んでて「リアル」というと、この辺なのかな、と、思ったりする*1

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大人の女性同士の恋愛の話が多いです。大人……25歳以上の女性たち。そのせいかなぜかわかるわかるなネタがあったりして。
恋愛って本当にどんなセクシュアリティでも大変なんだねえ、と思わされなくもアリマセンw
きっちり生活してる女性と、好きにのんきに生きてる分きっちりさんをフォローしてる女性、というカップリングが2組ある、とも言えます。この二組付き合いが長そうだな。片方は恋愛色薄くても。


「楽園の条件」
「星の向こう側」
「木漏れ日の中で」

ニシヤマさんの一番のフェイバリット・ラブソングがユニコーンの「おかしな2人」なんですが、アレを女の子同士でやるとこんな感じなんかなあ、と思わせてくれた話w
「楽園」と「星」がつながってない気もしなくもないのですが。

20Pの一番上のコマはどきどきするよー。
「楽園の条件」ってたった18Pなのね。このページ数ですごいよこれ。詰め過ぎ感もスカスカ感もないんだもの。

「20娘×30乙女」は、広告だかブログ記事だか見ただけじゃ読み方がわからなくてw、今回単行本を購入してやっとわかったというタイトルw 「ハタチムスメとミソジオトメ」と読むのね。うーん、見事。

ふたり並べて、いろいろ細かく美容とか下着とか、スタイル維持や持ち物なんかのディテール紹介が……あとがき読むと納得。
圭子さんの左脚の脇の

元太らない体質
今は食った分だけ
太る…

というのもなんちゅーか……私はひとより早く体質変わっちゃったけどさ(落涙)。


横を意識したコマが多い印象です。

66Pは、ひょっとして鉄板ギャグですか?*2 というか、この圭子サンの同居人ふたりってとことんギャグキャラだよなあ……

なんか、自分にも、自分で思ってるよりもっと乙女さ加減が残ってたのかな? とそんなことを実感させてくれる作品でした(苦笑)。


「そして僕らは愛を目指す」は、まずは、29歳コスプレイヤーすげえなー(笑)。
13歳と17歳で出会ったってのがなんか萌えるw(「4歳差」中でもこれって最高!)
「お姉さま」もいいけど「先輩」も良いよねーw

かっちりさんとのんきさん第2弾はコレですが、こちらも別の意味でシリアスさを孕んでるよなー。
「辛い記憶を知ってるひと」なんだけど。
先輩後輩で、先輩のほうがチビで、でも攻めで(笑)。
こう書いてみるとひねりあってよいですなあ。

「桃の味」は「ホントの恋だったら簡単に好きとか言えないでしょ」というお友達の発言がうんうん、という感じ*3

「桜姫花吹雪」は、初出時に読み始めるページを間違えちゃったというイイ思い出がw
これは見ようによってはバッドエンドだけど、まあ仕方ないよね。


あとがきでひと言ツッコミ。20代後半でツインテやっていいんですか?w
この髪型昔から好きじゃないんですよ実は。幼く見えるので(だから好きなひとも多いかもしれない理由なんでしょうが、私は自分の精神面の幼さが姿かたちにまで出てしまっているような劣等感があるので、未だにいい気持ちになれないんですよ。だから、近年は実年齢より下に見られることがけっこうあるのですが、それも素直に喜べませんしね)。

全体を通して、いやに年齢のことが「もう25ですもん」とか出てるのは複雑ですが、基本的には良い1冊でした♪

*1:先日「どろぼうの名人」を上梓した中里一氏が、化粧に関する描写では苦労すると書いていらしたのを読んだしね。学園ものの方が、その辺少しラクできるんだとかw

*2:女性とお付き合いしたことがナイ割には、いざそんな機会が今後来ても、そんな質問ひとにしない気がするw

*3:今12月29日未明なんですが、先日思いついたのは、「バッドエンドの理由は男女の恋と置き換えのきく理由の方が良い」のかな、ということでした