ザ花とゆめ――花とゆめ9月25日増刊号
日付変わっちゃいましたが行きます!
こちらは本当は立ち読みで済ますはずだったんです。だけど、買い物を頼まれて早く帰宅しなくてはならなかったので590円出す破目になりました(はぁ)。
「良いお話」でしたよ?
上のふたつより落ち着いて見られはしますけどね。
まあでも巻頭カラー32P。
もともとキラメキはザ花ゆめの読みきりの1本だったらしいから、ある意味「凱旋」な感じに見えますね。
メインはイバちゃんのところの双子。月と星(後者は「セイ」と読む)。やんちゃな月とおとなしい星、というのはある意味フィクションで双子を扱うとよくある話なのかしら。
双子は、小学校(1年生ね*1)の道徳の時間の課題で自分史を書くことになった。というわけで、面倒をみてくれたマブダチの会の連中に取材したり、自分達で「分岐点」と呼ぶ5歳の時の「家出」のことを思い出しながら、お姉ちゃん(イバちゃん)大好き、という内容、というと語弊ないでしょうか。
やんちゃな月に愛称を呼び捨てられて、彼の額にデコピンかますキューの台詞の吹き出しの中に。四角で囲んで「金田」と書き文字がしてあったんですが、これの意味わかる方教えていただけるとありがたいです。
双子が現役としてこなす課題を懐かしがるクロと、「やったっけ?」というミケ。ある意味ふたりらしいよなー。女の方が覚えてることが多いような気はするけど。
自分たちのことをよく覚えてるね、と感心するのに対し、クロは答える。「弟みたいなもんだし」。ミケもキューも、同意する*2。
彼らが1歳の時に彼ら4人のお母さんは亡くなっている(脳溢血かなにかかなあ、と私は想像しているんですが、はっきりは描かれなかった)。だから、マブダチの会はみんな、交代で幼稚園に迎えに行ったりして育児を手伝ってたし、双子が大きくなったのを見て泣き出すおじいちゃんもいる。
実は、マブダチの会の他の5人は、双子にとっては(軽い?)嫉妬の対象でもある、ということが描かれている。
いつか杏ちゃん*3が、他の5人に対するように自分たちを頼って欲しい。
それは、作中12Pで双子がミケたちに言う台詞に顕れているのだ。
読み返してみると、なんだかんだ言って好きな話ですなー。
「姉ちゃんはオレが守るから」という感じのCDも発売されているらしい昨今のようですが*4、こういう形で出されると、「ちょっといい話」になりますね。2対1だから、なんかまた良い感じ?
私生活において「姉の立場でないひと」は、これをどう思うのかな?
ちょっと感想聞いてみたいです。