
- 作者: 今野緒雪,ひびき玲音
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2008/04/01
- メディア: 文庫
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コレを購入しようと池袋某通りを歩いていたら、往来なのに手を叩いて居酒屋における合コンや飲み会のような真似をするカオだけは可愛い兄ちゃんというのに会ってムカついたので1軒で見つかってよかったわ(注・正規の発売日の出来事ではない)。
あとがきでいきなり「集英社に媚びてつけたタイトルじゃない、ってば」ですよ! うおーっ! カウンターパンチ!(合っているでしょうか?)本当に媚びているのなら「りぼん」を平仮名にするし、「マーガレットにりぼんをかけたぶーけ(……って、古い?)」とのこと。
このカッコ内サイコー! 今野さんトシばれますが、昔インタビューで漫画がお好きだとおっしゃってらしたのを証明する格好ですよこれは! 思いっきりニヤリ、ですね。
登場人物の言葉遣いがいつもよりひどい気がする(蓉子に久々に会えたのは嬉しいが、ちょっとひどいぜそれは、という場面が1箇所)。
蓉子さんの大学生ライフを見られたのは嬉しいなあ。このお嬢さんたちが肩肘張らずに付き合えるお友達になれると良いんですがね。「持ちつ持たれつ」で。
江利子対山辺お嬢さん、という回も。妙な宿命のあるひとといえるのかこのひとは。まあ、前妻の遺児なんて難しい存在とは、じっくり関係をつくるしかないし。
離別でダンナが引き取ったケースだったら、前妻があまり出来の良くないタイプだったらハードルが低いのかな? とか考えてしまうんですが。
聖さんと景さんってやはりあの時期にイタリーへ行ってたのね!? そしてあらためて聖と志摩子の不思議な関係が垣間見える話になっていました。
静の登場があったり。
呼称談義があったり(「大人の事情」?)。
最後の青い傘の話は2回目のチャレンジでやっと読み薦められたというどこかわかりにくい構成のお話。子どもの話あり、大人の男女の恋愛の話ありしながら、ラストには百合ネタを持ってきてましたね。
どうやら祐巳が3年生になっても続くかな? という気配があとがきの方で見えてきた感じです。祥子がいなくても面白いから絶対読みたいなー(「祥子・祐巳編」なんてこれまで見たことのない言葉使ってましたしね)。
まだまだ今後が楽しみです。「姉」してる祐巳ちゃんをもっと読みたいしね! 「新米お姉さま」な彼女がちょこっと読めましたけど今回。