いえね、「キラキラまわる」書いてないなーと思ってたら、こちらもまだちゃんとしたの書いてないので、こちらを先にします。9月下旬にプレイバック! プレイバック! できるかな……?
よっしゃーっ!(言い換えると「同志よ!」) - 「ざれごと寝言大事なこと」日記#2(長過ぎ……)には「ココロは幸せ」くらいしか書いてない……。
マリア様がみてる 薔薇の花かんむり (コバルト文庫 こ 7-55)
- 作者: 今野緒雪,ひびき玲音
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2007/10/02
- メディア: 文庫
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帯を見たときから感慨でしたよこの時は。
ただ、読む前から「この巻はどうもっていくんだろう?」と思っていた。
で、読んでずいぶん経った今、思う。
「マリみて」って、やっぱり祐巳と祥子の話なのか、と。5%のがっかりを添えて。
これは、早く瞳子との方向に行って欲しかったのに祥子でぐるぐるしてたからかと思ってもいたのですが、ただ単に祥子がわたしの好みでないからかもしれないとも思う。祐巳との関係性にはある種のデジャ・ヴを感じるが(読書経験の中にはないかもしれないけど)。
「運命」の朝、ふたりとも気合が入ってて良いですね。
マリア様の前で出会うけど、お昼に先送り。
その後、祐巳が教室へ行ってからのクラスメイトとのやりとりは、笑いと成長を感じたりしてね。真美と蔦子もそう感じてたかも。
その後、最初の異変は30Pから。
祐巳が想像したかわら版の見出しに「……。」となったり(西山さんあまり好きでないから)。
授受のシーンで、瞳子ちゃんが膝を曲げたという描写に、ああ、このふたり身長差があまりないんだな、と思ったり、令と祐巳のやりとりにほっとして、そこから流れていく薔薇の館のシーン(ただ、令の台詞が一字抜けていた。コレも今発見したけど)、典さん(演劇部長ね)との対決*1があって、その後は以前に書かれたこの時期の話と既視感を持たせたり。栄養ドリンクネタとか、前年の反省が生きてる。
祥子とも瞳子とも「信頼してる。わかる時がきたらわかる」という感じで、でもって祐巳も忙しいから、冷静・もしくは祥子や志摩子いわく、どっしりしてる、というところだろうか。
実際には、「キラキラまわる」の方が、初読の際に書きたいと思ったことはたくさんあった気はしたんですけどね。
*1:今回もっとも見ごたえがあったというか手に汗握った? のはここだった