「ざれごと寝言大事なこと」日記#6

西山香葉子という同人者の本性がわかる? ぺーじです。

「キスよりも早く」2巻感想

結局発売から2ヶ月たっちゃいましたよ。ついでに言えば、これを書く前にわざわざログインしなおさなくてはいけなかったんだけど、日記を書くフォーマット? が少し変わったみたいですね。
さて。

キスよりも早く 2 (花とゆめCOMICS)

キスよりも早く 2 (花とゆめCOMICS)

うーん、甘い表紙と過激なキャッチコピ(話がややズレますが、同じ作者さんの「苦い薬に甘い嘘」でしたか、タイトルが良すぎてすごく惹かれます)。この
『僕にメチャクチャにされたいんですか?』
は、作中の先生の台詞ですから。

この巻は学校の中のイベントの多い巻ですね。収録されてる最初の話が球技大会でヒロイン・ブンちゃんがバレーボールに取り組んだり。
掲載時期が夏ということも手伝って、臨海合宿・花火大会・キャンプと催し物が目白押しで、水着アリ浴衣アリツインテールアリ(最後のは違う汗)、と夏は萌えの季節か? という実感をさせてくれる巻でもありますな(大笑)。

love.3

誤解を生みそうなオープニングですが。実態は高校の体育館(笑)。
ブンちゃんに横恋慕することになる黒沢くんが初登場です。バレー部員なので、バレーが下手だけど、先生にメダルをあげたいブンちゃんに(彼女が頑張る真の目的は知らないけど)熱心にコーチをする黒沢くん。恒例のコスプレはチアガールスタイルね(笑)。湿布を貼ると言って背中に手を突っ込んで新妻をパニクらせてもいますが、メダルについて語る先生のとろけた顔は、これ以前も以後も見られないこのページだけのものじゃないかな?
上達するのはいいけど日に日にボロボロになっていくブンちゃん。そんな彼女を先生がお姫さま抱っこするコマも小さいけどあるのよ。結局最後には倒れて、先生が派手な助け方をしてクライマックスへ行くんですけどね(いつもながらこれは「こんなのアリなんですか?」と思うが)。
ラストページは、この漫画ならではに仕上がってます(はぁと)。

love.4

夫婦ふたりが掲載誌自体の表紙を担当した号で、カラー扉でもあったので、ブンちゃんの水着姿が3バージョンという号でしたっけ(私が読み始めた号でもありました)。本編のがいちばん今日びの流行な感じ(でもワンピース水着は一枚もなかったような?)。そのせいか? コスプレはナシね(メカさんてよくわかってるよなー、としみじみ)。
中盤まではウソをつく大人たちに違和感を抱くブンちゃんですが、結局この回はお話的には動きがありました。この回でブンちゃんが「自覚」をするので、その後の先生との接し方は変化していきます(それまでは夫婦の枠組みにとらわれていたけれども、自分の気持ちが優先されていくの)。
自覚した気持ちを泣きながら告げるブンちゃんがなんとも良くて、私もまた恋をしたくなりましたっけ。
おっと、忘れちゃいけねえ。キャッチコピーになった台詞が登場したのはこの回です。ここで先生が暴走したことによって、ふたりの関係は(というかブンちゃんの気持ちは)次のステージに。

love.5

ストーリー的に評価の高い回みたいですねこの回。ページが通常より多くて(「キス早」ってけっこうこゆことありますけど)大満足。
「好き」と告げてからの急展開のせいで、先生を意識しすぎてガチガチになってしまうブンちゃんが本当に可愛かったです(西山さんが望んでいた展開でしたしねコレ)。これもまた少女漫画だなあ、と思えました。先生のハダカ見て鼻血ふいて倒れちゃうというのが……なんとも……笑いも誘いますしね。

キス早ならではなのは、倒れたブンちゃんをお見舞いに来たてっぺいくんを抱きしめつつ、彼の保育園の先生である龍先生には「保護者」の顔をしている点。
すっごく恋する乙女をしてますが、岡ちゃんが絡まれると助けてあげちゃう正義の味方部分も忘れてません。
ちゃんとしたまともなプロポーズをする(だって初回の「あれ」はまともではないでしょ。幸せだから結果オーライですがね)エンディングが感動的だった、のですが、黒澤君がラブシーンを目撃してたのでそのあたりが今後気になるというわけです……。

love.6

雑誌の感想でも書きましたが、ブンちゃんが赤点とって夏休み補習になるのは予想できてました(笑)。あと、浴衣見たいなー、と思ってたらかなったので、あらうれしや、という回(笑)。コスプレがすごかったですが(LaLaという雑誌の読者の変化を思わせます)。
ブンちゃんを護ろうとしたのか? 黒澤くんが打つか投げるかしたボールを先生が見事によけているあたりから黒澤くんのお白先生観というのも出てきました。女生徒たちの先生観は今発売中の本誌で出てきましたので、今度は恋が絡まない男子生徒たちの先生観も見えるといいかもね。
そんでもって、ブンちゃんの浴衣姿が可愛かったこと! エンディングはお約束ですが。ちなみに、浴衣姿のブンちゃんに対するてっぺいくんの反応は「小さい子は母親を世界一の美人と思っている」という定説が見えもするかもしれません。
ちなみにこの回も「そんなのありかい?」というシーンがありますが、雑誌掲載時に書きましたので、こちら参考にしてくださいませ。

love.7

体調が悪かったのであまり楽しめなかった号でしたっけこれ。
てっぺいくんが口がまわらないという、それまで見られなかった4歳児らしさも描かれてて良かった回だったかと。湖の水が冷たいとはしゃぐてっぺいくんのシーンはそういう点でも使えるシーンですね。
黒澤くんが告白してるんだけど私の中で流してるのはなぜだろう?
ばれた(実際には「結婚してる」という真実を知っているわけではないけどね。まあそうそう想像できないんじゃない?)と思ってパニクるブンちゃんをなだめて抱きしめた挙句にやった先生の行動って、もしもし? ブラが見えてるコマがないかい?というのも今回読み返したらありましたし。

「おまえらキスしちまえ」という作者さんと同じスペースの下の「じゅうぶんえっちなことされてる」というブンちゃん。どちらも真実ですね(笑)。

ブラックコーヒーは不要のわたしですが(こーゆー方はけっこう多いらしい)、擬人化コピー機に笑い。あと、ブンちゃんのスク水姿があったりして、コレを見たらますます「この漫画どこへ向かってんだ……」と思うひとも出てきそうだなー、と(わたしもスク水じゃないのはあれ? と当初思ったのですが、「ももいろシスターズ」を読んでから10年経った今、避けることによって何かを回避したのかな、という感じ。

ラストで出てきた美少年と、インパクトのあるシーンばかり集めた次巻予告! ブンちゃんの王子さまも良いですが(しかしブンちゃんて髪の毛多そうなんだけど入るカツラあったんかな?)、どういう流れであんなシーンが出てきたか知っている私にはうーんと思えてしまうセレクトかも……。でも「キラメキ☆銀河町商店街」でも感じましたが、そういうのが上手な出版社なんだなー、とも感じさせられました。

次のエントリではマリみて書きますよ♪