ここ数ヶ月「LaLa」を読んでて「キスよりも早く」の次に読むところという感じだった作品だったので読んでみることにしました。
既読3巻までです。
4分の1スペースにきっちり目次設けているあたり「変わってねーなあ」と懐かしさに襲われて(後述します)。
「女の子みたいにかわいくて男子寮で男どもに人気の男の子」? なにそれどんなBL漫画ですか? と思って(2ちゃんてたまにうまい表現作るなあ、と今回ちょっと感心した)その違和感がなかなか拭えず、1巻を読み終わった時点では「続きが読みたい」という気持ちはあったものの、そのもやもやのせいで、ある花好きの人に興味を持たせてこのヒトから30なん%くらいお金もらって引き取ってもらおうなどと考えていたのですが、2巻読んで「面白い!」と思ってしまった。
主人公はまあ、この作者にはいろんな意味で定番キャラクターと言えるかな。性格や考え方が一歩間違えば女の子だと言われ続けていたみたいだけどいつの間にかこういう男の子も街に増えてきたとか。
「ハッスルでいこう」、隣の「DOUBLE」と「SCRAMBLE」、「小山荘のきらわれ者」といった、文庫になってるこのひとの作品はみんな読んでるのねワタクシ。腐女子が女の子も好きなことを隠さなくなった今日のほうが「男の子」に特化している気もするけれど。
3巻になるとサークル「B.B.カンパニー」が発足。この名前の由来は? とずっと思ってたので判明してああ! と。うっかりしてましたわ。
寮長でヒロイン佐帆ちゃんの従兄のジンジン先輩は、長髪で女の子受けが(顔と共に)良くて男社会でもうまくやってるというキャラクターなのでいつもならワタシはきっと好きになるタイプなのですが、今回あまり触手が伸びないのは「花ざかりの君たちへ」の難波クンとかぶりすぎているからかなあ? 男子寮で寮長で、顔が良くて女の子受けが良くて男たちの間でも人望があるという子は池田光流から難波クンを通して見るの3人目だけど、定番なんスかね? おまけに主人公にチューしたのも引っかかる(主人公ショックで涙の池作ってました)。
あと、気になるのはダブルヒロイン芽(めい)チャンの身長かな。相当小さいよこの子。連載開始当初160ない主人公太陽(本当はたかあきと読むらしい)や佐帆ちゃんと並んであの身長差なのは。しかし変わった名前をキャラにつけるよな相変わらずこの作者。
好みでいったら、フラワーショップやってる諏訪ボン(愛称)のお兄ちゃんでしょうか? 苑生も弟君もイマイチハマれないし(笑)。
- 作者: なかじ有紀
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2005/04/05
- メディア: コミック
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