「ざれごと寝言大事なこと」日記#6

西山香葉子という同人者の本性がわかる? ぺーじです。

LaLa7月号感想

LaLaを辞書登録してから感想書くのはじめてかもしれないですね。こないだのキス早3巻の時は使ったかしら。

LaLa (ララ) 2008年 07月号 [雑誌]

LaLa (ララ) 2008年 07月号 [雑誌]

今回のトピックスは津田雅美の新連載ですか。マゲものですね。LaLaではいつ以来なんでしょうね。なんでもありの白泉社だからまったくやってないとは思えないけど、調べるのは……どうしようか。

ネタバレありまくりなので以下閉じます。あ、「図書館戦争」の箇所は、友人の皆さんは注目してくださいませ(笑)。


津田雅美ちょっと江戸まで

ところどころ外来語が出てくるのがやや興ざめしかかるも、割と勉強になるんですわこれが。「ロマンスカーで新宿→箱根湯本1時間半というわけにはいきません」という言葉に続いて、地図にして箱根まで懇切丁寧に書いてくれてます。宿名があんまりにも現代の東海道線そのままで感動してたら「東海道線に駅名として残っている」という記述があって、自分のアサハカさがちょっと情けなくなりましたけど。古河庭園って行こうと思えば行けるところだから機会みて行ってみるか(笑)。「旗本」という言葉の説明から派生して江戸時代の行政形態(なんか日本語変。お許しを)の説明が入ったりしてるし、そのあたりの説明とキャラクター・ストーリーの配分は見事だなと思います。
ついでに言えば、この時代って、現代よりずっと、性別あいまいでもなんとかなった時代なのにねえ……詳しくは……リンク引っ張ってこようかと思ったんですが逆のケースばっかりなので遠慮した。
ところで、最後の見開きでまたわからなくなる。
これって、「開国はしたけど明治維新は起こらなかった場合の2008年の話」と思えばいいんですか!? その辺が書かれた文章の下の袴姿のお嬢さんふたりは黒髪ボブと茶髪に緩いウエーブだし。
津田さん6月5日に短編集発売とのことです


葉鳥ビスコ桜蘭高校ホスト部

今回は、環来日(でいいのよね?)秘話・もしくは「アントワネット命名秘話」というところでしょうか。意外と育ってからでないですか? 作者の柱コメント(ちょっと違う)から察するに、ここで入れる必要のあるエピソードだったのかもしれませんね。でも親父さんデタラメを教えてはいけないかと(笑)。


藤原ヒロ会長はメイド様!

碓氷氏を意識し始めた美咲ちゃん。読み取れてるようで色気爆発碓氷クン(爆笑)。割って入ってきた店長さんは。妄想を爆発させつつも、それなりの発言もしているので、妄想族としては最低限のポイントは抑えた人間でありたいですな(←でも誰が誰に気があるなんて読むのがうまいかというと怪しい人)。
で、本編は、美咲を幼い頃慕っていたという妙に破天荒な男性新キャラ登場。食い気と運動神経はあるけれども野生というよりお子ちゃまさが際立っている更にどっかが……オンナノコというのも変なんですよねこのヒト。なんなんだか。
腹黒さもなさそうだけどよくわからん新キャラの登場でどうなるんでしょうかね、今後。


弓きいろ(原作・有川浩)「図書館戦争

こないだ読み終わった原作の内容がけっこうデリートされている馬鹿な頭を許してください友人の皆さま。早く購入した方がええな。
冒頭数ページはオリジナルな感じです。このタイミングで「日野の悪夢」が扱われてたら、その扱いをビジュアル化したらこうなるって方向になんか結びつかない。モノクロ扉絵の郁ちゃんがちょっと凛々しい感じですね。でこピンブチかます柴崎はさすがだ(笑)。
今回は穏やかだけど芯のある稲嶺司令もキーパースンですね。あー、キャラデザこんな感じかあ(アニメも見なさいよ)。で、郁ちゃんは新聞をこんな破り方したんか(爆)。で、このあたりからの流れは大体原作通り。堂上教官が郁のファーストネームを叫ぶあたりはなかなかドラマチックでした。「頭ぽんぽんで肩にコツン」→これはけっこうやられる。

さて提案。前日コメントしてくれた方は、けっこう古くからの有川読者さんでもあります。このひとが本当に6月に上京するんなら、合わせて集まれると良いかと考えてます。身に覚えのあるひとは、該当者への連絡を待つように(笑)。多分6月22日。この方関西圏の方なんでこれは動かせんぜ。


呉由姫「金色のコルダ

香穂ちゃんと土浦くん、転入生の加地くんの3人でレッスン風景の覗き見からスタートというちょっと読めませんな感じ。服が3人涼しげだ(笑)、というよりビンボ臭い?
「所構わずくどくな」と言って香穂ちゃんの口を塞ぐ土浦くんがいいなあ。乗り換えるか? で、加地くんの「素直じゃないよねー土浦って」という台詞も良いけど、粗野って頭なでられてる香穂ちゃんの姿勢の描かれ方に、いつもと違う理由で作者さんの絵の上手さを感じた(笑)。ちょっとすごくない? という姿勢なんだけど、香穂ちゃんスタイルいいなあ……って、毎月言ってないか私? (爆)。
金やんと王崎先輩の采配にも感謝でしょうか? 3人ともジャージ似合うわ(笑)。
ラス前見開きで月森くんと合奏してたショートカットのバイオリニストちゃんが今後気になる感じですね。


田中メカキスよりも早く

やっとここまで来たよ。今月文章量とってるからここまで来るのが長かったー。書き終わってから調べたら今回1万字行くかも(汗)。
モノクロ扉絵で、ブンちゃんヘソ見えてますけど?
「おはよ」と声かけて「……起きられません」と心配させて腕に取り込んじゃうまーくんは策士? です(家系か?)。ブンちゃんスカート短すぎるなあ、とは私だけかな? しかし、例のマスク越しのキスシーンにティアラとマントがついてるって……ブンちゃんあなたどこまで乙女なの? でも肝心のまーくんは忘れてて、ブンちゃんの百面相なんて言葉じゃ甘い表情の変わり具合は今月も健在です。
今月は、実は、「実態をよく知らない人にはふたりがどう見えているか」という話でもあるわけで。「あの先生にそんな度胸あんのかぁ?」という台詞が物語ってます。校長の発言はけっこう読み手としては予想外でしたがね。
で、まーくんの供述? は1箇所を除いて事実そのものなのよ。話を聞いて激昂する教頭の態度は昔けっこう見かけた「ドラマのベタな教頭先生」そのものですね(笑ってる場合ではない)。
それでも翔馬くんはブンちゃんを悪者にしてるし。黒髪の小夜ちゃんの見方も(彼女が今回始めて活躍したというのもちょっと嬉しいですが)、実態を知らんとこうなるのかな? と物語に深入りしすぎている分私にはちょっと難しい。でも、ブンちゃんに対する聞こえよがしの中傷を聞いた途端懸命に我慢するブンちゃんの代わりに犯人達に水をぶっ掛ける小夜ちゃん(と岡ちゃん)はいい子だな、と思った。根拠はてっぺいみたいですけどね。
泣きながら決意表明をするブンちゃん。どのような形で意識改革みたいな部分を今後出していくのかと、この泣き顔で3人娘にブンちゃんが本当に好きなのが誰かがわかってしまったようなので、そのあたりが今後の注目かな?
全体にふたりっきりというシーンが少ない号だったので、指輪にキスするくらいでしかないけど、今回はオチの方が冴えまくってました! こう来るなら校長もああだし、ラオ先生も最初の読みきりで「野暮だよなー」と生活指導らしからぬことを言ってたのが良くわかるオチでした。オチもすごいことがあるキス早だけど、今回はてっぺいの「僕大きくなったらフリョーになる」発言以来のスゴさかもしれませんね(笑)。


マツモトトモ「ビューティーハニー」

これはもう、誰が主人公だかわかりません! 2巻が6月5日に発売のようです。まあいろいろな恋愛が読めるというのは悪くないですが。「小日向一家恋愛カタログ」?(爆笑)


森生まさみ「きゃらめるBOY」

この掲載分で1冊分貯まるかな、と思ってましたが、7月5日に1巻発売の情報が表紙に出てました! 
カラー表紙にも登場してる新中学生ですが(笑)、これもまたツンデレ美少年かなあ。
で、ヒロイン・もとかちゃんをめぐる彼の恋敵にしてヒロインの高校の先輩*1が外見外人化して現れたのを、ヒロインが見抜けないで恋敵が見抜いてどうするよ彼もかわいそうに(笑)。
この先輩は先輩で、お仕事で空気が読めないでバカみたいなところを露呈するんですが(まあ、こうじゃないとこういう話は年下に勝算ないしなあ)、新中学生・瞬くんのママさんが良いよね。
相前後して、先輩はヒロインを抱きしめて彼女に告白するんですが、それが自宅前だったので瞬くんが見てたと(笑えない)。で、彼は怒った顔して「目ぇつぶれよ」と言うんですが言われたヒロイン・もとかちゃんの顔が! ベテランにしか描けない表情だった気がします(ご自分の目で確認してくださいこれは! 他に表現のしようがありません!)。
一段落して、話のオープニングでも出てきていた瞬の弟・将くんの1歳の誕生日。怯えてる彼女と長年の片想いを一段落つけようとする駆け引き、そして……やるなあ、新中学生(笑)。
言いたかった台詞があべこべなあたり、この子は天邪鬼でツンデレなのかもしれませんね(笑)。もとかちゃんどパニクってますけど。


「ZIG☆ZAG」なかじ有紀

またも寮長・ジンジン先輩(実はヒロイン・佐帆ちゃんの従兄でもある)に女装の末にバカ騒ぎに巻き込まれている太陽くん(ある意味「小山荘」と大きく変ってないんだよなあこのひとの作品、と今思った)。
で、そんなジンジン先輩が卒業シーズンを迎えてまして、今回は彼特集のような回となりました。長めの髪のガキ大将系美少年ってけっこう好きなんですけどねえ私(笑)*2
ジンジン先輩と太陽くん、ひとつのエビフライを同時に箸で挟むな(葬式でしか許されんのよソレ)。
それでも次期寮長に指名されてしまったので、奮闘なんかも今回からはじまってる格好です。
なれない仕事で疲れ気味で佐保ちゃんの顔を見た途端「癒して〜(実はでっかくハートマークつき)」と佐帆ちゃんの腰に抱きついてんですが! 考えようによってはスゴイことしてる気がするんですけども(笑)。
ジンジン先輩が「お子サマが……」とからかいつつも、太陽に「佐帆泣かしたら殺す」と囁いてその場を去ることで、実は彼と自分(太陽ね)が同じオンナノコを好きで、結果的に自分の方に彼女が来てしまったことを確信してせつなくなって彼女を抱きしめてしまう。今回ってこの「先輩のひとこと」のためにあったんだという気がします(ちなみに思い出したのは、「ママレード・ボーイ」の銀太と亜梨実と六反田の関係でした。性格的な共通点は全然ないんですけどね)。
で、普通なら卒業式で終わりだけど今回は「退寮日」ってヤツがホントのラストなので、そこにちょっと小粋な演出が待っておりました。見上げたジンジンの横顔が、キレイでしたね。オチで笑いを引き受けてますけども(笑)。


「お兄ちゃんと一緒」時計野はり

4兄弟の叔父さんの隠し子問題まだ終わってなかったんですね。
で、年齢的にちょうど良いからか? なにかと叔父さんと彼女に巻き込まれる女装なお兄さん・正サン。ママ・美幸さん天邪鬼といいますか(今月そんなのばっかり)。それでも叔父さんの説得役を買って出ちゃう桜ちゃんを筆頭にみんなお人好しなんですな(叔父さん自身も言ってますけど)。
叔父さんと彼女は雨降って地固まるで指輪出してました(病気どうなのよ)が、お兄ちゃん、そんなこと言ってるけどそれだけパスしてて子どもできるとあたしは思えないんですけが。

なんか今月は妙にトランスさんのところにリンク貼りたくなった号でした。ちょっと疲れたわ。

ちなみに、5000字弱でした(笑)。なかなか1万字って達成しないものですね(笑)。

*1:そう! 新中学生が想いを寄せる幼なじみのヒロインは彼より4歳年上の高校2年生なんだなー笑。わたしが森生さんで最初に読んだのはこのタイプの話だし、最近見なかったんでいいんでないかとは思うけどすっごく面白いかというとちょっとねえ

*2:今回の作品は諏訪兄弟に軍配かなあ。にーちゃんいいよね?