「ざれごと寝言大事なこと」日記#6

西山香葉子という同人者の本性がわかる? ぺーじです。

「キラメキ☆銀河町商店街」感想

ちゃんと書こうかと(でもって大半がmixiに転載されるかと)。

上で「ご近所物語」が好きだった、と書いているあたしがある意味ハマる題材かもしれません。まあ、少年誌の恋愛の「幼なじみ」設定の多さには辟易しているのですが→「昔からよく知っている」ので「古女房」的ニュアンスが出せて良い設定ではあるのですけどねコレって。

「銀河町商店街」で、空中戦ありの派手派手パフォーマンスでお客さんの目を引きまくるミケ(八百屋の次女。恋愛には鈍いけど人情には熱い超元気者)とクロ(魚屋の次男。ちっちゃいし甘い顔だちだが硬派。ミケに仲間以上の気持ち有り)。
ふたりには4人の仲間、サト(焼き鳥屋の長女。真面目で、でもアニメ好き。「萌え」より「燃え」の人なのか隠してるのか。ちなみにメンバーで最も乙女な子だとあたしは思う。クロに想いを寄せる*1)、キュー(蕎麦屋の長男。メンバーで一番背が高く、顔立ちも良いため女の子にモテてて自称「貴公子」大人に言わせりゃ「スケコマシ」、でも片想いの本命がいるらしい→3巻でクロをいじって「万年片想い」とやり返されていた)、イバちゃん(米屋の4人きょうだいの長女。見た目からしておかんタイプで、実際まとめ役で分析屋で冷静な子)、マモル(酒屋の長男。自分の年齢と場所を問わずエロ本としか思えない怪しいタイトルの小説を平気で読んでるつかみどころのない男の子。メガネ使用)がいる。
そんな幼なじみ6人組が、商店街の大人たちや子供たちとからんだり、ミケクロが運動神経を買われてスカウト合戦に巻き込まれたり、男子連中が女の子の人気者になったり、ミケが告白されたりしながら、大人の階段を上がっていって……いるのかな? 2話ですでに、クロの気持ちは仲間みんなの知るところだし(もう一方の当事者以外は*2)。
3巻で女の子たちの容姿を揶揄されて(言われてみれば「わかりやすい可愛い子」っていないんだよね。なんでだろう。サトが男性読者に一番人気出そうだけど)河原で大勢を相手に殴りあいながら「特別なんだよ!」と男子の誰か(クロかな?)が叫ぶあたり、「ちょっといい気分だった」と女の子たち(発言はイバちゃん)の気持ちに感情移入してみたりして。

こういう設定だと、カップル3組、と思ってしまいやすいけど、それもちと安易で。ひとりふたりグループの外の人と恋愛しててもいいのではと思う。そのへんキューの相手は絶妙だよね。グループの外の、でも商店街のひとというのがうまいなーと思った。ウィキペディアのネタバレで知っちゃったんだけど、早くこのネタ読みたいな。

あたしも幼い頃親の会社の社宅に住んでたり、習い事をしてたりで「幼なじみ」と名のつく知り合いは多いんだけど、みんな今頃どうしてるかな。別マの件の隣の奥さんとこの子どもさんたち(男女一人ずつ)から見ればあたしたちだって「年上の幼なじみ」なんだよね。年の離れた子どものいる従姉がいたり、こんな立場だったりで、逆の立場(年下のイトコがいっぱいいたり、年上の幼なじみがいるひと)がうらやましかったりするけど、過ぎてきたことはしょうがない。いつか会った時ドン引きされないためにダイエットに励むかね(最近比較的体重少なめで、1ヶ月くらい前の体調悪化で体重激減した時に近い数字なのよ実はえへヘ)。

ただ、ミケを今後どうやって大人にする気だろうか作者。
難しいよ。手のひら返したように「典型的な女の子」にできないから。ひょっとしたら「成長による変化」をすごく恐れてるのかもしれない。で、そんな彼女がそのままだったら嫌いになる可能性があるとあたしが考えているのは、あたしが何度か経験した引越しという環境が変わることによって、それまでを切り捨てさせられてきたからかと思わなくもナイ。
ちなみにあたしは「DRAGON BALL」の悟空がかなり嫌いです。子供の頃は好きだったんだけど、精神的に子どものまま大人になっちゃったから。このままいくとミケ、そうなる可能性があるとは思っています。そこをどうするか、作者のお手並み拝見かな?

キラメキ☆銀河町商店街 第1巻 (花とゆめCOMICS)

キラメキ☆銀河町商店街 第1巻 (花とゆめCOMICS)

キラメキ☆銀河町商店街 第2巻 (花とゆめCOMICS)

キラメキ☆銀河町商店街 第2巻 (花とゆめCOMICS)

キラメキ☆銀河町商店街 第3巻 (花とゆめCOMICS)

キラメキ☆銀河町商店街 第3巻 (花とゆめCOMICS)

*1:しかし、メガネに黒髪に佐藤という苗字って、「女子高生」って漫画にもおるな。こっちはストレートロングだけど、時代かね?

*2: