密かに最近、「香葉子」というペンネームをつけたことを後悔している。
「子」というのが古い女性的な感じがしちゃって。
わしの戸籍名は「子」がつかない。母もつかない。母方の従姉妹は3人いるうちひとりだけ。父方の伯母はふたりとも(まあ昭和7年と13年生まれだし)。従姉妹は5人のうち3人が「子」(そのうち3人が昭和30年代生まれ。ちなみにここん家のこの代の人間で昭和50年以降に生まれたのってうちの弟が入る……のか?
元になった海老名香葉子さんはもともとは読みは同じでももっといかめしい字で、この字はペンネームらしい。
同人仲間に一度だけ「何でかよこなんてペンネームにしたの?」と聞かれたことがある。
「字面がキレイだから」と答えた。
あと、中2のときに読んだ、海老名さんの「ことしの牡丹はよい牡丹」が面白かったから。一番好きなのは、酔っ払いが師匠のうちに上がりこんで自分の家だと言い張って泊まっていった話。好きだわー。この話の後、師匠が病気になって、切なくなっていくからその前の楽しい話のせいもある。

- 作者: 海老名香葉子
- 出版社/メーカー: 主婦と生活社
- 発売日: 1983/05/01
- メディア: 単行本
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