「ざれごと寝言大事なこと」日記#6

西山香葉子という同人者の本性がわかる? ぺーじです。

今日の日記のタイトルは某ストパニ好きブログさんのフォーマットをお借りしております。
ぱふ06年11月号?に記事が載ってた「愛を歌うより俺に溺れろ!」。
設定読んで気になってたんですね。
女の子みたいにかわいい男の子と男の子みたいで女の子にモテる女の子。
こういう設定は好きでして。
じゃなきゃガンダムWになんぞハマりませんて。
というわけで今日、3冊まとめて買って読みました。

聞いてはいたけど、男装の麗人系女の子が4人も5人もそろうわけないのでは?
で、ビジュアル系バンド。
リアリティはないな。
ビジュアル系、嫌いではないけど大好きでもない。というか音楽性で呼ばれてる名前じゃないしね(それは火を見るより明らかだろう)。
ヴォーカルがいなくなるので代わりにと名乗りを上げたのが、女の子みたいな男の子・秋羅。
そうして女の子にモテモテ・かっこいい系女主人公・水樹の生活は波乱万丈になっていくわけです。
軽い理由でちょっとした男嫌いなわけですが。その理由もイマイチだな。笑えるけど。一人駄目なら全部駄目と思ってしまうのって、子供ならではだけど。
バンドにも入って、女子高に入り込むのにもなれて、男子校の「姫」は都合のいいときに自分の外見を利用しながら突き進みます。

水樹とドラムの愛さんが男子校に乗り込むんですが、ここでの秋羅の人気ぶりを見て「気持ち悪い」という水樹に「ここの連中のことあたしらには責める権利はない」とつっこむ愛さんがわたしは好き。
女の子みたいにかわいいのに実はバリ攻め、というキャラなら石田彰氏も経験あるからそっちにやらせても良かったのでは?(でも友人に言わせると氏の演じっぷりでは攻めっぽさが足りなかったらしい)いや秋羅ほど黒くないけど。
ホントの男嫌いなら「僕」って一人称使わないような気もするなあ。男になりたい(というか王子様になりたい天上ウテナ)ならともかく。
あと、バンド、ブラウエ・ローゼンの面々の言葉遣い。
一人称が「あたし」で語尾は男、というのは「あなたとスキャンダル」の芹香に習ってるのかしら(それはひいきの引き倒し)。
ヴォーカルの薫嬢がいなくなるというとき、彼女に抱きついて「行くな」というのはちょっと百合ですが、言葉が男言葉じゃなきゃもっと良かったのにね。
どうもなんか解せないものがあるのですが、本気で飽きるまで読もうかなと思います。
新條氏の漫画は「考えるより感じる」漫画なのかも。

女主人公・水樹がかわいいシーンを拾い読みしてみたら結構見つかりました。
たとえば、ピアノで作曲してるシーン。
あと、薫と水樹の幼稚舎時代、めっちゃ可愛ええ!

ちなみに、3巻の表紙はどう見てもボーイズラブものの漫画の表紙だ。「帯をギュッとね!」24巻の表紙と同じくらい恥ずかしかったぞ。こっちは私が買った記憶ないので、本屋のレジに本を持って行くのが恥ずかしいという感覚をこの年齢にして初体験(笑)。

ちなみに。作者にとっては今までと違うことをやってる作品らしい。おかげで新しい読者さんを開拓しているようです(わたしもそのひとりだ。新條氏の作品読むの初めて)。

あ、2巻に出てきたセンパイたち、美咲より麗子お姉さまのほうが好み。男装系は若い頃は好きでしたが、最近は厳しいよ。
自分が身長は175センチあって、顔は女顔、運動神経は良くないが家庭科も苦手、という男としても女としても中途半端な人間なので、背が高い女の子や女らしくない女の子にはちょっと思い入れがあります。でも、外見男っぽい子は男性を好きなほうがいいですね。女性らしい子はどっちを好きになってもいいですけど(笑)。

愛を歌うより俺に溺れろ! 1 (フラワーコミックス)

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