「ざれごと寝言大事なこと」日記#6

西山香葉子という同人者の本性がわかる? ぺーじです。

谷崎はどういう風にエロいか

19日15時にweb拍手をくださった方、ありがとうございました。
痴人の愛」、読み終わっちゃいました。
これ、やっぱ萌え小説です。
主人公に感情移入して、ナオミの魅力に耽溺する小説です。
主人公は彼女の持つ素材を磨いてしまったようですね。
で、彼が望むほど頭が良くなかった代わりに、男女の駆け引きにだけは聡くなったと。
浜田って男をもっと悪いヤツじゃないかと疑ってたんだけどな。
変に友達になっちゃって。

さて、タイトルですが。
この小説、直接的なえっちシーンはないんですよ。
ただ、主人公がナオミをバスタブに入れて洗ってあげたりとか、そういうシーンが出てくる。駆け引きに女の武器を効果的に使ったりね。おしゃれにはこの男詳しいみたいだが。
映像に例えるとカメラワークのエロさかなあ。
あからさまに「性的対象でござい」って撮り方というか(どういう撮り方かというと、映画「御法度」を見た方ならわかっていただけるかと)。
なんていうのかなあ。
傍で見ていたいふたりですね。
そばにいて欲しくはない。
自分が男だったら、少女を自分の理想に近づけようと言うのはやってみたくなるかもしれないけど、叱るところは叱らなくては。
だから、ナオミが態度でかくなるのはわたしの目には見えてました。