あるmixiニュースで、この小説のシーンになぞらえたプロポーズの記事を読み、それまでこの作者を知らなかったことを恥じて、読むことにしました。
非常に読みやすい訳文でした。この点はびっくりでした。訳者さんのファンになりそうなくらい。
母親が、かなり露骨に愚かな母親で、ものを考えない女だな、と思った。末娘リディアも。でもこの名前は使おうと思う。キャサリン夫人も嫌な感じ。
- 作者: ジェインオースティン,Jane Austen,中野康司
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2003/08/01
- メディア: 文庫
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自分の気持ちに素直になることは大事ですね。
主人公エリザベスが、姉ジェインをお姉さまと呼ぶのは、なんとなく違和感がある。姉妹でも名前呼び捨てで呼び合う文化圏の影響だろうか。
Wikipediaで先の展開を読んでいたため、こういうことになるのはまだかなー、とか思いながら読みました。上巻ラストのダーシー氏の手紙は、彼を気に入るのに充分でした。
しかし、姉妹ものって、次女主人公が多くない? 若草物語だかじゃなく、キャッツアイとか、渡る世間は鬼ばかりとか。ももいろシスターズも二人姉妹だけど次女だな。堀田あけみの小説は三女、かしましハウスは長女だったような気がするけど。恋愛太平記は姉妹均等に書かれてたな。細雪は結婚が決まらない下2人にスポットがあたって、次女は狂言回しだったような。
イケメンでお金持ち、という男性とくっつくのに、なにか一言言いたい気もするけど。
ラブコメ好きな方、特に女性にオススメです。
私に近いかなと思ったのは、実は三女メアリー。私も舐められないようにと一所懸命教養を積んでいるところがあるので。若さだけが財産、みたいになりたくないと思っていても、あっとゆー間に年を取ってしまうよ。
あと、ラスト、あの2人あれで婚約? なにが決定打になったの? もっかい読み直しじゃ!