「ざれごと寝言大事なこと」日記#6

西山香葉子という同人者の本性がわかる? ぺーじです。

紫の大陸ザーン〜星の行方〜真・ハラーマ戦記

前回書いたブログ記事の続きの作品群になります。
ちょっと変な記事タイトルの付け方になっていますが、本を読んだ方は意図を分かってくだからかしら……

とはいっても、実は8月後半コロナにやられまして、やっと咳が減ったかなてなところで、ハラーマ戦記読み進んでないんですよ涙
エフェラとジリオラの子供たちの話を読み終わるのはいつかしら……
 
記事タイトルの最初の「紫の大陸ザーン」は上下巻で、ジリオラが恋をします。
相手は最初エフェラに惹かれてた海賊の中の顔役みたいなえらく年上そうな男。
このあたりは、女の子2人の周りにいい男がいっぱい
好物じゃあと思いながら読みました。
魔法で? 気絶して目覚めないエフェラを運びながら彼女のことを想うジリオラが泣かせてくれるような。そして恋もね。結果は残念でしたが。

このシリーズ本編は星の行方で終わるんだけど、この後半は、エフェラとジリオラがお互いを想う心理が描かれてて、恋愛ではないけど、良いですねー。
オカレスク大帝の夢では、皇女・皇帝として義務を果たさねばならず忙しいジリオラに対し、暇なのでネガティブになりジリオラを妬むエフェラ。

この2人、理想的なPACsなのではないかなと想うんですよ。仕事と生活のパートナーとしては○で、恋愛と子作りは外でやって、子供を一緒に育てると。
天命の邂逅と星の行方では、エフェラの真の能力(魔術師ギルドで育ったけど魔導士として芽が出なかったって人なので)のことと彼女の恋、そしてまたジリオラがエフェラを担いで逃げるんだったかな、星の行方を再読したいんだけどね。この巻色っぽいシーンもふんだんにあるので。

で、なぜか、エフェラたちの話より数百年ばかり前の話になります。これが真・ハラーマ戦記。メインのニーヴァとルファーン、男装少女と長髪美少年、なんて、会うのが久しぶりすぎて忘れてた萌えツボにここで出会えるって何!? やはりこのシリーズ、若い時に読んどくんだったかな。
最初は心が受け止められなかったんですよ。それにコロナまで来るし。なのでイマイチ話に入っていけなかったんですが、120pほど読んで、大分話に入っていけるようになってきました。作者さんの後書きの美味しい2人というお言葉もだいぶ受け止められてきたかな。
なんか、首都オカレスティでは男性同士で恋愛するのが流行ってる時代らしいですよ。どうなるかなこの先……
体調と生活と見ながら読み続けようと思います、かよこでしたっ!

  • [ここにURLを書きます:title]

「女戦士エフェラ&ジリオラ」シリーズ


いやー、読み始めて、若い頃に読まなかったことを後悔しましたよ。
カサブランカ革命」という商業百合小説アンソロジーに載ってて、知ってたんですがね。
女子同士のバディものなんて目がないでしょこいつ。しかもそーゆー作品少ないんだし。
百合方面にはあまり踏み込んでないとはそのアンソロでも書いてあったんですが(レズビアンばかりの島へ行った時だったかな)

嵯峨景子先生の少女小説を知るための100冊、って本を読んで、読もうと。
図書館で予約したのがホワイトハート版。

何故か硬い文体を予想してたのか、所々すごく砕けた言葉遣いでいい意味で驚きました。こーゆーの嫌いだ、とか。ジリオラの言葉遣いがすごくって。
世界観とかの作り方とか、コレとかロードス島戦記とか若いうちに読んでたら、G・O・Gをもっとオリジナリティのある世界に作れたのかなとか思いました。お姫さまのキャラクターに関しては、ティファはティファだ、と言いたいですけど。

妖精界の秘宝でわ、ジリオラが王子さまと身体と心が入れ替わってしまうと言う展開、の割に性的なこと全然なかったなー。そーゆー話が好きな人にはあまり薦められないかな?
お姫さまらしい服装のことをジリオラの女装と表現してて、ちょっとギョッと。
まだ3冊読んだだけなので先は長い。
ばんがります。

さようならアルルカン/白い少女たち

氷室冴子先生の初期作品です。最近ネットニュースでアルルカンでバンドがあることを知った瞬間この小説の存在を思い出し、そのままネットで図書館に予約をしていました。

実際に中高生だったら書いてあることが理解できたかわかったか怪しい。今じゃ遅すぎるかもしれないけど、成人してから読んで良かったのかも。
そして、心理描写に圧倒された.私に足りないもののひとつだな。

さようならアルルカン
潔癖だなあ、と。孤高の人が大向こう受けのくるジョークの名人になって、変わってしまったとショックを受ける語り手。
真琴の図書カードを見て彼女の読んだ本を読むというのは、私も、やり取りできなくなった好きな人の好きなアーティストを聴いたことならあるので、なんと無く気持ちがわかりまするし、いい具合に気持ち悪くもある。しかし、昔の図書館のカードって物語の起点になってたのね。意外なハッピーエンドで驚き。

あなたへの挽歌
さようならアルルカンと似たテーマを感じました。対象は5歳年上の男性で先生。人気出たり嫌われたり人気出たり忙しいな。生徒会の資料作りが藁半紙というのに時代をすごく感じる。この藁半紙を取りにきた先でタバコの匂いから、ヒロインが吸い主を怒鳴りつけるシーンが好き。

おしゃべり
原因はそれか! ということは、元に戻った彼女が、テニスコートの金網になってる女の子たちと主人公が喧嘩とかしたらこんな人とは思わなかったと分かれてしまうような気がする。

悲しみ・つづれおり
氷室さんに珍しい男女の恋の話。失恋して浸り切る主人公.、姉ちゃんいい味出してる気がする。しかしシャンソン好きなんて気取りすぎかも。

私と彼女
1番好きな話かも。氷室さん特有の口の悪さが一番生きてて、過去化する女たちを思い出す(酒飲みだしな)
問題の女の子の素性は、わかってみればあーそれか! と。

白い少女たち
なんで倫子ばかりがこんなしんどい人生になってんだろう? 幼い子供への性虐待に今よりもおおらかだった時代、6年も誰にも言えず黙ってるのは人が良すぎる。あの男が事故死というか殺害されたのはいい気味なのでは。瑞穂が1番甘ちゃんかな? 碧は転校続きの寂しさから鋭さを身につけた。学生時代もっと人間観察をするんだったなーと今後悔しております。

性別解体新書

はてなの記事更新が半年近く開いたのは、不徳の致すところなのでしょうな。
で、そのひさびさのはてな記事、久々のジェンダー社会学な本です。

佐倉さん、久々の本なのでは。

今回佐倉さんはホルモン服用と性別適合手術の話を語っておられます。

しかし読みにくかったなー。
難しい感じもやたら多くて、スマホ片手に読んでたよ。電子書籍だと、該当語句をカーソル当てれば出てくるのなら、これから電車で読めたらいいかもな(紙の本を図書館で借りた)
一部の文字は「てへんに昔」という予測変換があるようで便利な時代だけど。

そして、内容の方だけど。
毎日のようにTwitterで性犯罪に対する注意喚起や起きてしまったことを読む限り、ここまで飛ばした意見にはならないなあ。ちょっと賛成できない。
身体の一部を基準にした分け方にせざるを得ないでしょう。
この佐倉さんの理想を実現するなら徹底した性教育が必要不可欠よ?
最近歌舞伎町にできたと言うジェンダーレストイレ、怪しい男たちが目を光らせて獲物を探してるそうじゃない。
犯罪に巻き込まれそうな場所には近づきたくないよ。

ヒットは「性の賞品化」という言葉かな。
セックスパートナーが賞品になってると言うのはすごく納得できた。特に身体上シス男性から見たら、そうだと思う。だから女性の人権とかどっか行っちゃってる。
この本、初めて学ぶ人には全く向いてないと思う。
論文調で文章硬いし(って、それで、佐倉さんの前作積んでなかったかべにすずめ)

早く全国民に性教育が行き届くといいよね、と思うべにすずめであった。
「響け! ユーフォニアム」を見てないのは失敗かもしれない。

2022年もありがとうございました。

年末に来て我が家はとんでもないことになりました。
どうとんでもないことになったかは、一段落してから書くことになると思います。

ちょっと余裕がないので、来年の目標は自立か結婚、とだけ。
するする詐欺ではないはずなのですが。

Twitterでは今夜、紅白ツイートをするかもしれません。
こちらは2022年最後です。
皆さまありがとうございました。
ANGEL ATTACKがカクヨムコンテスト参加してるので、読んでやってください。特に百合苦手な方と地雷のない方。

毎年恒例誕生日日記


今年はや」鬱気味で、華やいだ気分じゃないので、最小限しか書かないと思ったが、まだ書いてないネタがあったな。
それは、実は、自分の誕生日から、翌年3月の弟の誕生日までの期間は、割と好きだったりします。
ただ、寒さが無ければもっといいよね、
なぜ好きかというと、年齢差が4歳だからかな(正しい年齢差とも言える)
義務教育9年で5回も3組になったせいで3という数字嫌いなんですよ。弟と3学年差というのも理由として大きいかも。

まあこんなところでしょうか、
母が具合悪いので、自分で料理を作る可能性もあるな。
華やいだ気分でないので家族での誕生祝いよしてと言ったはずが、母はやる気でいるらしい。来年からいらないと言おうと思います。実家脱出できるのはいつなのかわからないけど。勤務時間中睡魔に襲われず、スピードについていける仕事ならなんでもいい

まあ停滞してますが、これから1年、またよろしくお願いします。

べにすずめa.k.a.西山香葉子