「ざれごと寝言大事なこと」日記#6

西山香葉子という同人者の本性がわかる? ぺーじです。

春琴抄

春琴抄 (新潮文庫)

4年前かな? 複数の相互さんとの間で上がった作品で、ストーリー知りたいから山口百恵の映画でも見ようかなどと思いつつ叶ってなかったのですが、数ヶ月前に本棚にあるのを見つけてびっくりしましたよ貴方。
それで読み始めたのですが、最後まで理解できないカップル、もしくは世界でした。主従萌えがない上に、春琴をスケールダウンしたような潔癖で口やかましいわがまま女に振り回される生活をしているので、あんな女周囲に居られてはたまったものじゃない。もうほんと無茶苦茶。なんでそこまで尽くせるの? と不思議で仕方ない。マリみてで祥子が苦手なのも頷けるのでは。
1人の演奏家の伝記を紐解くという形で展開されるので、途中まで具体的に何があったのかわからんと思ってたが、ラストで、春琴死去十数年後の本人の語りで、針で目をついて指して人口的に白内障になった、という記述見た時は少しのけぞった。

本当に理解しがたい世界でした。短かったから読めたのね。

さて、これに先立つ出来事が。
5月のテキレボEXで、相互さんが、「琴線に触れたからポチったら西山さんのだった」と言って購入してくださった本があったんだけど、それ、「FLOWER」というコピー本なんだよね。結婚の決まった王女に仕える、王女に片想いする女官の目で見た話……
主従ものなのよ!
しかもこれ、買っていただいた方がその方だけじゃない!

自分の同人誌が売れないのって、ティファとエルザを主従にしなかったからか? と、気づかされもしました。
でもこういう、一方的に尽くすような話って書きたくない。
自分の今後についても考えさせられる読書でした。