「ざれごと寝言大事なこと」日記#6

西山香葉子という同人者の本性がわかる? ぺーじです。

今更ですがこれ読みましたよ。

きのう何食べた?(1) (モーニング KC)

きのう何食べた?(1) (モーニング KC)

で、発売直後に感想書かれたこちらを読み返して、コメ書いてたら長くなった上に、ここで書こうとしてることほとんど投入していることに気づいたので、まるっとコピペしてこっちに書くことにする。こちらのエントリにきたコメントについてまで感想を書いてしまってるので、のだださんにも迷惑かもしれませんが今回はあちらとの併読をしてくださいませよろしく。

ジェンダーをけっこうひっくり返してるところがあるな、と思いました。嫉妬したり「俺だけ一緒に住んでる人のこと話しちゃいけないの?」と泣いたりする矢吹君(私は彼のほうが好き。筧君どうも性格的に……)と、筧君のやりとりって男女カップルにそっくりな感じがして、でも本人たち曰く「筧君のほうが(ベッドでは?)どっちかっつーとネコ」というのは、ひょっとしたらこれがこの本でいちばん印象的だったことかもしれない。それともえろいシーンを想像させないためにかく乱して書いているのだとしたら……ガクガクブルブル。実際なんとなく想像しにくいワタシ。普段縁がないからか*1


あと、筧君のおかあちゃん、「……」な台詞連発してますね。勉強にはなるけれどもそれって……。


台詞っていうのはさ、ひょっとすると、吹き出しとかのスペースによる字数制限のせいで「字数をとらない言葉が使われている」という可能性も考えてみる価値がある気がします。これ「フツーに」じゃなくて「よくある(「ありそうな」でもいいけどさらに字数取るな)パターンで」でもいいと思うんだけど。
最近字数制限のせいで工夫を強いられることが増えてるのでそう思いました。


2話もはじめて読んだ時唖然とした。これっていいの? って。
3話は、これは矢吹君ちょっと話し過ぎじゃないかなあ。ノロケたい気持ちはあるんだろうけど「向こうが女役」までは言い過ぎでは? とは思った。

>「自分の事を自分で説明する」ことも出来ない“不自由さ”についても問題視しないと、単にゲイに抑圧的なだけ。
のだださんのこのエントリで一番インパクトあったのはここかな。

>ゲイのカミングアウトと女性の腐嗜好カミングアウトを同じ引き合いにだされても…それって本質的に違うんじゃ
わたしどこかでどなたかにこれとほぼ同じこと言われた(というかこういう返事もらった)経験ありますが。
わたしも、このふたつどこか似たものを感じていましたがこれを言われてから、ああ、まずいんだ、と思ってた気がします*2

痴話喧嘩ぶりがけっこう好きですねこの漫画。料理の薀蓄は飛ばして読んでますが(→一生料理上手くならんきっと)。
6話はかなり後になって「え、そうつながるの?」と思って、結局は「良かったね」と思ってしまったのですが、実はこれは非常にラッキーな例だと思ったほうが良いわけか。ふんふん。
7話のDV女房にも「思い込み」に対する「ひっくり返し」が見えてほう、と思ったっけ。オチはなんだかなあだけど。
あ、矢吹君が筧君を呼ぶ「シロさん」て愛称がなんか好き。気に入った。

それでも筧君みたいに、変に自分を律するのに長けているタイプのオトコって、やっぱりあたしは二次も三次も好みじゃないなー。

ちなみに、2巻の巻頭に、偶然雑誌で読んでけっこう萌えたふたりの出会いから同棲に至るまでの話が載るはず。これ載ってる巻には5つ星つけようと思う。

ああ、クライアントからメールとうとう来ちゃったよ! これ書いてる場合じゃねえんだよお! 少し筧君見習うべきかもしれない……。

*1:でもよしなが作品は一時期単行本ほとんど持ってて、かなりきっついえっちシーンも読んでますが……まだまだ異性愛的な読み替えから脱却していないと言うことであろうか……とある仲良しさんのサイトで男装系美女キャラについて「女の子に人気出るのがわかりやすい」という記述読んでえらそうなこと思ったけどそれ降ろすべきかもなあ。まあある意味わかりやすいけどさあ。自分がそういうタイプにキャーキャーしないタイプなもんでちょっと……そういうタイプにはシンパシィを感じないと好きになれんのだ、っと脱線

*2:他者を見て自分が揺らぐあたり真のオタクではないらしいですけどね→元ネタは「今日の早川さん」。うーん、確かに自分がないなー