「ざれごと寝言大事なこと」日記#6

西山香葉子という同人者の本性がわかる? ぺーじです。

はてブ覚えたら

自分が書いてけっこうブクマしていただいたエントリから貼った、のだださんとりょうたさんのエントリへのブクマを見てみたら「いいエントリなのに米欄がうぜえ」と書いてあるのがあった。

どちらにもコメしたのあたしだがな。

りょうたさんのところにコメしたのがあの内容なのは失敗だったと反省もしているけれども。
というかりょうたさんのところへのコメは失敗したと感じるものが多いし、のだださんのところでも、コメ内容の当たり外れが大きくなっているわしであるので、そのあたりを突きつけられた格好ではある。あまりカッコ良くはないな。

JKローリングを腐呼ばわりしてるのはのだださんじゃねえだろうとも書いてあるが。
そんなのはわかって書いている。
わたしは、のだださんが、「JKローリングを腐呼ばわりする連中を」語ってる部分について一応共感を寄せている(少なくともあちらはそう判断してくれているはずだ)。まあコメの最初に「その記事」(で、「短絡的ですね」とつなげれば良かったのですが)という言葉をつけたらまた違ったのかもしれないし、長すぎるとは思うので、そこらへんも含めてウザイと思われたのなら反省するしかないのだが。

わしはゲイの当事者ではないが、腐女子についてはほぼ当事者と言える(言い切れないのがわしの、女オタとしてメインストリームでないところなのだが)。それと、漫画について何かとここを含めた以前の日記他で書いてきた者として。低年齢層向きの物語でマイナーセクシュアリティの問題をどう扱うかということを議論した経験者として*1この問題に当たったつもり。身近な人間の言説はコメより自分で書いたエントリで出すべきだったが。

でも。
最近いただいたメールの中にこういうことが書かれていた。

かよこさんはかよこさんの、僕は僕の立場でものを考える、自分がいる社会を把握するということをしなければならない。自分の立場性に対する批判は、甘んじて受けなければならないと思います。
自分の立場がどんな限界を持つか、異なる立場の人々に対してどんな加害性を持つか考え続けるということは、それこそ死ぬまで終わらない作業なんじゃないでしょうか。

要は、読んでいる人に気を遣うのも大事だが、人におもねったり迎合する*2よりも、自分の核の部分と立場をよく把握して発言しよう。ということだと解釈した(みくしだけじゃなくはてなでも引用してごめんなさい)のですが。そしてこれはその覚悟の、最初の機会かな、と思う。

これを書いたことでまた、嫌な思いをするようなそんな予感がする。マイナスのことは誰しも書かれたくないからね。
ただ私は、最近ある人に「もっと配慮して言葉を選べ」と叱られ続けていたせいもあって。そのあたりに過敏になって、それが迎合と言う形で出てしまった。
あらためて、もう少したくましくならねば、ネットと付き合っていけないな、という出来事である。

そんなことに物申すなんて気の小さいヤツだと思うなら私は本当に気が小さいんだろう。
それでも嫌な思いをしたのでここに書いた。
最初からすべて、自分の世界であるここ「『ざれごと寝言大事なこと』日記」に書けば良いのかもしれないし(特に長くなるものはトラバ貼って引用して書くのがブログの書き方という見方もあるし)。

ここでちょっと話をずらすが、受けたコメントやメッセージの中には、言葉がなれなれしすぎないかと思うものや、そんなこと聞いてないよ、と思えるものなど気に障っても我慢して書いてくれたひとに言わなかったものもある。悪意を感じなかったせいもあるから。
このエントリを書くきっかけになったものは、悪意を感じるようなそうでもないような、ちょっと決めきれないが、悪意は感じなくても不快に思うものだってあるからウザイと言う言葉を読んだら該当者がどう思うか、ということは書いておこう。

最後になるが、私は、このダンブルドア校長の件において最初は、「腐女子」に関してはまったく浮かんでこなかった。と思う(あれを書いてから1週間でイロイロあったので忘れている部分が多いから断言はしない)。
はりぽたで同人誌を作る者、そうやって作られた同人誌を読む者が存在することは私はとっくの昔に知っている。原作を1冊しか読まず、興味もないので同人誌にも目を通しておらず、それらの同人誌でどういう扱いを校長が受けているのかはまったく知らないが。
これではしゃいだ同人者が多少はいたであろう。でもこれは、オタクに対する門外漢が中途半端にそういう言葉を知って使うと恐ろしいことになる、というのを知ったはじめての事例と言える(わたしにはそう。遅すぎるのだろうか)。なまじオタクや腐女子に関して書かれる記事や書籍が増えている今だからこそ、その危険は自覚しなくてはいけないかもしれない(話がずれたらラストがずいぶんまともそうなものになったなあ。このエントリを書いて、「登録する」を押すのが今すごく怖いのだが)。

*1:ついでに言えば私は、児童向けではないが自分でも物語を書く。児童向けに書けるひとってマンガでも絵本でも文章でもすごいなあと思えるが。わたしは児童より中学生以上に向けて書きたいと思っているけれども

*2:この場合、「自分の考えを曲げて人に合わせる」というよりはなにもないところからその人の考えに染まっていると言えるのだがどっちにしろ自分がないのは一緒だ。人によってはそんなつまらん人間とは付き合いたくないであろう。支配欲のある人間にとってはこの上なく楽な相手だろうが、支配欲のある人間とはたとえ家族でも今後一切付き合いたくないので自分のレベルを上げるしか快適に生きる道があたしにはないのだ