「ざれごと寝言大事なこと」日記#6

西山香葉子という同人者の本性がわかる? ぺーじです。

浜田省吾アルバム紹介、10日目。
今日は「誰がために鐘は鳴る」。

同名の映画をテレビから落としたのを見ていたら途中でラジオの時間になり、なにか笑える出来事があった。
1曲目、タイトル同様ヘミングウエイがからんでいるのかも。
このアルバムと次の「その永遠の一秒に」は自分を救済するためにつくったらしくて、そのせいか共感はしにくいそうだ。「詩人の鐘」といい、ヘミングウエイなのかも。省吾は好きかもしれないが、わたしはろくに読んだ記憶がない。
この1曲目を、あるサークルの飲み会で最後に大合唱して、主催者の神経を疑ったことを覚えている。早く除名されてよかったかもしれない。
「BASEBALL KID’S ROCK」コンサートでウエーブをやることで人気のロックンロール。18歳のわたしには野球という親近感のあるモチーフを歌ってくれたことで嬉しかったのを覚えている。
「少年の心」これをネタにして18歳にしては背伸びした内容の短編小説を書いた記憶がある。高校時代の仲良しの男女。失恋した男が結婚している女を誘って海へ遊びに行き、酒を飲んで帰れなくなる、という話だったような気がする。後にこの話は、本格的な不倫小説から「幽霊が恋路の邪魔をする」話に発展していくのだ……。
「青の時間」と「サイドシートの影」は当時連続性が強いものとして発表されたけど、今度のベスト盤には後者だけ入るそうだ。なんでだ?
「恋は賭け事」タイトルが好き。そうね、恋愛もギャンブルよね。しかしこれは、いつまでも夢見る少女じゃいられない、という省吾からのメッセージなのかも。
「詩人の鐘」99年の立川の野外ライヴの、やたら派手な「スター・ウォーズ」かとでも言わんばかりの(知らないくせにイメージでそう言うな。TAKUMA氏、ごめん)照明が印象的。それにあわせたテクノサウンドで、わたしと一緒に見ていたイケメンが(いい関係ならよかったんだけどねえ)、「昔のほうが好きだ」と言ったのを覚えている。1999年、通り過ぎちゃいましたね。そして犯罪は増え続けるようなイメージ(でも、給料が振込みじゃなかった頃、持った人を襲う犯罪はあったそうだから、大して変わってないのかもしれない)。省吾の中でももっとも硬派な社会派な歌。
「夏の終わり」聴いた瞬間「AMERICA」みたい! と叫んだ曲。だけど、深読みするファンの間では「引退か?」と大騒ぎになっていたらしい。隠遁生活にあこがれるような歌詞だもんな。

ファンになって最初に出たオリジナルアルバムだったのでやたらはしゃいで聴いた記憶があるけど、実は重い作品なんだよね。子供だったな。
当時の省吾の年齢になったらまた何か違うかもしれない。

とりあえず日本語を学ぶ外国人の方に、省吾の歌はまあおすすめです。
日本語をはっきりわかりやすく発音するからね。
活舌も良いし。(うらやましい。活舌悪くて偽名名乗ってるような女だから)

誰がために鐘は鳴る

誰がために鐘は鳴る