「ざれごと寝言大事なこと」日記#6

西山香葉子という同人者の本性がわかる? ぺーじです。

りぼん10・11月号感想

そろそろ「コンクリート・ノイズ」とも向き合わなきゃいけないんだよねー。
と思ってたんですが、りぼん1011月号をまとめて行ってみるか*1。次のエントリで書こうかと「コンクリート・ノイズ」は。


りぼん 2008年 10月号 [雑誌]

りぼん 2008年 10月号 [雑誌]

りぼん 2008年 11月号 [雑誌]

りぼん 2008年 11月号 [雑誌]

連載開始以来大反響と噂の「MOMO」の話から行ってみるか。

10月号は、それはあまりにも安直でしょう夢ちゃん。まあ、少ない手がかりがあるならすがりたくもなるかもしれないが。しかも面倒そうな話だしコレ。
テーマパークへ行って、夢ちゃんがモモちゃんを縦に抱っこして全力疾走する場面が、個人的には非常に気に入っています。
その「抱っこで全力疾走」を、11月号で、モモちゃんが沙成氏で再現したがっているというのは、モモちゃんと夢ちゃんの間になんらかの「親愛の情」が育ち始めていると感じましたがどうでしょうかね。
星を壊すのに精神を集中しているモモちゃんはキレイです。
テーマパーク行きにあぶれた夢ちゃんの幼なじみ・叶歌(かなか、と読むそうだ。性別不祥な名前だよね)くんが、自分も遊びに行きたいとごねてるけど、実は夢ちゃんは生活に困っている女子高生なので*2、明日からバイトが始まる。「地球の未来より明日のごはん」と2回繰り返し、「大事なことなので2回言いました」という書き文字付きな夢ちゃん……そう考えることも出来なそうなうつ病患者が多い現状に比べたら健全だと思う年寄りがどれくらいいるのか……と言うのは置いておいて。
バイトが明日から、で叶歌くんのリクエストで今回はプラネタリウムへ。
ここでどうやらモモちゃんはカルチャーショックを受けたようです。沙成氏も語ってました。
ちなみに、叶歌くんだけ、この一行と夢ちゃんの関係の正確なところがわかってないんですよね。いきなり地球の運命を握らされた女子高生と幼なじみの男の子、ってんで「セカイ系」というキーワードを思い浮かべた人がいるのかしら。
引きもちょっと気になりますね。

小桜池なつみの新連載「フライハイ!」は……このひとのって個人的にちょっと読みづらいような。
うちの弟がこの人と作品に興味があるようなので読ませてみたのですが、どうも初期設定がヤツの気に入らないタイプとのことなので、一時撤退らしいです。
「ペンギンブラザーズ」と似た初期設定で、あちらが「恋愛面が薄すぎて打ち切りに遭った」とまことしやかに言われていますが、だからって恋愛方面に行って欲しくない気持ちな私です。そのあたりは注目したい作品。

10月号の目次ページで衝撃的な言葉を紡いでいた種村有菜サンは、10月号が、「紳士同盟クロス」、11月号が「絶対覚醒天使ミストレス☆フォーチュン」の、それぞれ番外編。
10月号は、4ページほど割かれていた香宮夫妻がいろいろな意味でちょっと気になった*3。舞加さんなんか特に、キャラデザの面でも。
飛び降りて受け止めてもらってがじがじしてるまおちゃんが可愛かったです。あと、潮ちゃんとくっついた先生のSっぷりが*4印象的。メインふたりは……手が触れてドキドキしたりとか、すれ違ったりとか、うーん、可愛い。本編は3回以上読み返した方がいいんだけど。
11月号も、キャラや雰囲気は違うけど、その種の「可愛さ」は健在でしょうか。基本的には、メインふたりの長い黒髪な上司の謎を探れってな話がふたりに廻ってくるわけなんですが。別の部下の想像の中では、この遥サンて名前の上司さん、まおちゃん化してますけども(笑)。
しかし可愛いふたりだなあ、と再読を繰り返しているうちに、イバ子のぬいぐるみが欲しくなってきた西山さんでありました(爆笑)。魔法にかかってしまったんでしょうか? 笑えてドキドキできて面白いよこれー。本編が3話ってのはもったいなかったなあ、と今思います。

10月号から新連載が始まった松本夏実さんてひと(タイトルは「夢色パティシエール」)は、わたしはなんか馴染みがないなあ。絵が最近知り合ったひとのそれに似てる(丸くて黒い部分の多い瞳が特徴の、私の好みからはハズレ気味なタイプ)。ざっと見たとこ、モチーフはまったく違うが「金色のコルダ」を思い出す。同じことを書きそうなひとには今のところ1人しか心当たりがないけど。

チョコレートコスモス」は、このあたりの展開で、昔を知ってる読者の多くは「ママレード・ボーイ」を思い出したらしい*5
でも、過去にきちんと決着をつけて、今の恋人と初デートに向かえたのは良かったと思う。「向き合いに来たの」というのは良いなあ。そこから喧嘩になるトコがしょうもないふたりですが(笑)。
ヒロインがデートで車に乗るというのはりぼんでは珍しいなあ*6。最近「V.B.ローズ」では見たけれど。
あと、うすうす思ってたけどこの先生もSやなあ。それを上手く利用したエンディングになっていた感じです。
春田さんは入ってきた情報から予想したよりずっとイマドキ系なのね。それはそれで今後どうなっていくんでしょうか。

「株式会社ラブコットン」は10月号11月号は久々に読みやすかった気がする。女主人公の瞳はなんとなく藤井みほなを思い出すかな。
ひとのレールに乗っかった後で感じる不自由さのようなものが予想できたのかな、というのが、女主人公の今回の決断の中に見えた感じ。

「君は坂道の途中で」。矢沢あいの昔のを思い出す感じになってきてるかなあ、特に11月号のヤンキーもの流用アイデアが(笑)。
10月号で出てきた「色んな角度から見てもやっぱり千治のこと好きな気がする」という台詞がキーワードな2ヶ月だったのかと感じた。
あと、恋敵な男の子2人の会話の中の「思い出すのがつらい記憶をわかってやることより思い出す度笑えるような思い出作ってやるほうが俺は大事だと思う」という台詞も印象的でした。11月号の引き方は……重い感じがした。

ところで、11月号で最終回を迎えた作品のひとつに「バドガール」ってタイトルのバドミントンの漫画があるんですが、これid:toldo13さんが読んだらどう思うかな? 練習方法とか、そういったあたりを中心に、彼に読んでみてもらって感想を聞きたい気になる作品です。私は読みにくかったんであまり参考意見を言えないんですが*7。あさって単行本1巻発売ですし。

とりあえずここで1回入力しましょうっと。

*1:5年ほど前は「愛してるぜベイベ★★」を読んでいたクチですが、まさか、数年後にはじめたはてなブログでりぼんの感想を時たま書くように成るとは思いませんでしたわ

*2:今これを書いてて思い出したのは、2月に読んだ「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない」だった。知ってるひとにはすみません、あんな悲惨な話を引き合いに出して

*3:というか、再読する際に重点を置いて読みたいあたりなひとたちだったりして。まおちゃんについてはもう少し広く「クィア」的にどうかなあ、という感じでしょうか

*4:このひと何歳なんでしょうか?

*5:コレ書いてるヤツも例外でない

*6:ヒロインじゃないけど「ハンサムな彼女」にそんなワンシーンがあった記憶はある

*7:中学時代に部活でちこっとバドをやった経験あるんですけどね