本屋に見に行ったら、縛ってあったので買わざるを得なくなる。カネないのに(泣)。
ネタバレしまくりなので、未読の方はここでUターンを。
でもキス早が増ページカラー付きで良かった♪
話はパターン化しているっちゃしてる。
悩む文乃にピンチがあって、それを先生が身体を張って助けるというパターン。
ま、いいけどね。彼女、このところ甘えられずに生きてきたから。
前回の引きから予想した通りの展開に。ふふふ。好きと言ったらちょっと豹変というか暴走しちゃった先生を、男の人だって強烈に意識した文乃ちゃんは、先生とうまく話せなくなる。
どういう恋愛をしてきたのかは謎だが、とりあえず24歳になっているので、彼女が怖がっているというのが理解できたようだ。
ところで、4Pめの、妙な場所にキスしてるシーン、あんなコマ前回にあったかね? (以下7月25日午前10時半加筆)→わかりました。幅の広いコマだけど先生の頭が9割コマの外に出てるヤツですね。顎しか見えなくて、これって先生の顎だよなあ、と確認したことがあったかも。
今回は、10代半ばの女の子が恋愛することの難しさが書かれている回だったと言えよう。自己嫌悪に陥ってなぜか九九の7の段を唱えて立ち直ったところで先生のハダカ見ちゃって鼻血吹くのも可愛い。
先生は「どう抱きしめたら力を抜いてくれるんだろう」と言っている(夫婦生活に試行錯誤しているのが文乃だけじゃないとわかる貴重なシーン)。
文乃は「好きだと言ったくせにせまられると固くなって……」と自己嫌悪。ここ読んで「10代の女の子なんてそんなものよ」と思ってしまうあたり完全に年をとってしまったんだなあアタシ。
「株が底値を割っている」などという例えをどこで覚えたんだ彼女は? とか、今回先生は二人をどうやって助けたの? とか疑問の多い回だったけど、引き近くはラブかったし、龍先生と文乃の「保育士と保護者の会話」と、文乃たちの両親の画像や回想シーンも見れて、「おでこにキス」が見られなかった以外は大変美味しゅうございました(笑)。
しかし、引きでクラスの男の子が見てたみたいなんだけどどうなるんだ次回?
他の読むところは、森生まさみの読み切りと「お兄ちゃんと一緒」。後者は女の子ひとりに血縁のないお兄ちゃんが4人。4人というのはリアリティがまだあっていいかも(やっぱシスプリはオカシイよ)。はじめから読んでみたい気がしたのはほのぼのな空気感のせいかしらん。(以下7月25日10時半加筆)しかし一番上のお兄ちゃんがよくわからん。ただの女装者か? いや、性同一性障害でも女の子好きな人多いから別にいいのですけれども……男ばかりの中で一人だけ女の子という状況が、いくらたくさんちやほやされるんでも苦しいだろうからそのあたりの配慮とか? ペンネームも男名前だしさ。ラス前の見開きでは完全に男言葉だし(「おまえ」という二人称代名詞にすごい違和感が)。夏祭りは浴衣で完全女の子モードだし。昔から嫌いではないタイプですけどね、「女装する女の子好きな人」。これがある意味私の2007年を決めたんだし。みんなの書店で「前略・ミルクハウス」紹介してるよーん。あ、「ZIG☆ZAG」が今月なくてつまらなかった。なかじ有紀って、いかにも「LaLa」ちっくなマニアなもの・変わったものと「普通の少女漫画」をつないでいるんだなあ。他にこういうのってひかわきょうこ? 成田美名子も樹なつみも麻生みことも違う。麻生みことなんかどっかがサブカルしてて「文化系女子」ウケ狙ってんのかね? なかじ有紀ってホント読みやすい。けっこう好きです。「悪人が出てこない漫画」って好きなのかもわし。
出羽。