「ざれごと寝言大事なこと」日記#6

西山香葉子という同人者の本性がわかる? ぺーじです。

LaLa12月号感想速報!

「ざれごと寝言大事なこと」日記#2の、毎月24日前後の名物になりつつある? LaLaの感想です。
あ、書いている者の名前をここで記しときます。
idは「kayoco」。意外とめんどくさいんで、何回かコメしたら平仮名で書いてください。これに漢字を当てて(いや成り立ちは逆だが)小説を書く際のPNにしています(「西山香葉子」という)。他、みくしやら自サイトの掲示板やらはてな以外の場所では「べにすずめ」を名乗っております。以後よろしゅうに。
では、今回も行かせていただきます。
今回のみ百合エントリでも書くことにしました。ほのかにちょっと百合? というか、「きゃー、○○さんかっこいー!」なノリなんですが(ただしそやってきゃーきゃーされてるのは、背は比較的高いが髪は長い、キャラは強いが「外見からして美少年」というタイプではない女の子。というところが西山さん的には○でした。


表紙と巻頭は、ウチでこの雑誌の感想が恒例になるきっかけとなった「キスよりも早く」。だいぶ落ち着いてきた気はしましたが(というか先月は萌えより考えることがあったから)。2巻が12月5日に発売とのこと。よっしゃ! おそらく今月掲載分からは3巻収録だと思いますけれども。
しかし、扉の構図がパターン化してるような。
今月は文化祭の準備号。というわけで、恒例のコスプレがブンちゃんは「白雪姫」の「王子様」! 姫役の女の子がブンちゃんのファンなので「役得」と言ったり、買い出しに出て痴漢に遭って(これ後述)彼女に守られて「怪我ない? もう大丈夫だからね?」と言われてときめきまくってすごい書き文字口走ってたり。
いや、ブンちゃんに女友達欲しかったですが、これは……楽しいです。

まあ、本来この漫画は「先生と生徒が理由あって内緒で結婚してる」という設定のラブコメなので、いやな人はいやかもしれませんが、この漫画を見つけた頃の私の騒ぎっぷりはこちらで読んでください。てなわけで次は先生とのネタを。

先生女王様役をノリノリで演じるあたりアンタいったい……(前に黒沢くんにカラダつつかれてた時も受けキャラに回って笑いとってましたが。少女漫画の男主人公も今日びはなかなかやりますよ→もっとすごいのが後述する「お兄ちゃんと一緒」の正かな?)。

痴漢を自分でやっつけると言う、ウデに覚えのある文乃を心配する一馬先生と彼女に岡惚れする黒沢くん。「『王子』言われても女なんだからな!」と言うのは、人によっては嫌悪感が出るかもしれないけれども。
「僕の代わりにしっかり守ってもらうんですよ」と言われてダンナである先生をぶっ飛ばしてしまうブンちゃんがヒロインだからこの漫画が好きなのですが。ちなみにこのページをめくってよくよく見たら、え!? となった。この作者さん男性のハダカ描くのが好きなヒトらしいのですが(他の作品読んでないので知らねえ)、あれはかなりどっきりします。小学館でこの手の設定でこういう方向に行ったらとか、エロ漫画だったら絶対えっちになだれ込んでますが、これだとブンちゃんが先生を湯船にぶっ飛ばして場面転換、と。

普通着替え中に入ってこられただけでもパニくるのに、ブラジャー覗かれて「女装か」と言われたというのもひどい話ですが(ブンちゃんは、再三語られているが胸がペタンコで、しかもこのときショートヘアのかつらをかぶってたのです)、この彼が先生をお兄さんだとラストで呼んだのは、この時点では私の先月立てた予想は当たっているとしておきましょう。しかし、自分がまだ見ていない奥さんのムネ、というか乳首を見た、という事実を知ったら彼をどう制裁するでしょうかふふふ……。しかし彼オチのコマでもひどい言い草だなあ。ちなみに本来の敵はまだ他にいたりして。

「メイド様」は、この漫画でやる意味がどうあるんだろうという気がアタシでさえしなくもない話だが、「ちょっと百合」ぱーと2だったり。イヤなムカつく男から友達を守ろうとする(と私は読んだ)美咲が良いね。叱るメガネっ子と、美咲にすがりつくさくらちゃんが良し。


「ZIG☆ZAG」は、芽ちゃんと桜子ちゃんの桐原(アタシこいつキライでさ。美形なのは認めるけど、って、このひとのは「ハッスルでいこう」もこの手の顔がモテてて、でも女の子にクール、というタイプじゃなかったかね?)を巡る恋のバトルがヒートアップ、という、諏訪ボンにとっては胃のイタイ展開が続く、という回。でも桜子ちゃん、自分の気持ちを明確に伝えて、フェアですね。いい子だ。後は、諏訪ボンの両親登場(父ちゃん嘘のように美形やな)。きょうだいの残り二人も出ないかな。あ、芽ちゃん、諏訪ボンにしとけって(設定は実はお坊ちゃんだけど、「砂時計」の大悟みたいなややごつめ? で元気なキャラでワタシけっこうお気に入りです)。絶対お買い得だって。


読みきり「きゃらめるBOY」は、この手の設定久しく見ないので読んでみたけど、なんつーか。まあ、「実はヒロインを好きだった」というネタは数ヶ月前に少コミで読んだけど、そこはさすがベテランでそちらよりはわかりにくかったあたりベテランの味?

金色のコルダ」は今回始まりが気色悪くてパスしようかと。

「ああ愛しの番長さま」は、連載再開で、美形だけどすごいヘンなキャラ登場(怪しい系にヘンかと思ったら、コメディにヘンだったけど)。ただ、今回、連載再開ということで、新しい、この舞台のことをよく知らないキャラをだして設定を説明させる回だったのね、ということで。意識しまくりで、だけど、「私が彼を守りたい」と思い、かつそれを実現させるすごいパワーの主であるそうかさんのすごさをはじめて知ったかも。

「お兄ちゃんと一緒」はトランス系のネタでは定番なようなそうじゃないようなネタ。しかしこのひと声はどうしてるのよ、下手すると年齢30に届くんじゃないの?
 ただ、いわゆる「お父さんとお母さんがそろってる家族が『普通』で『幸せ』という価値観のウソ」みたいなものがひょっとするとこの作品全体のテーマなのかな? と思えてしまいました今回。出てきてお兄ちゃんにプロポーズする男性の凝り固まった思考が、笑えるような、いらいらするような。


最後に紹介するは新人の読みきり「笑うかのこ様」。
いやーシニカルで良いっすよ。文句なく面白い。来年春のぱふの年間ベストテン短編部門にも上位に食い込んでくるんじゃないの? 緊張感あるし、主人公が個性的だし、作品全体にパワーはあるし。ただこれって、ひとつ問題が解決したら舞台を移さなきゃならんタイプの話のように感じられて、長期連載には向かないかなー、とも思った。いい子ちゃんな「わかりやすく可愛い」女の子と、最終的に認め合うラストなのがいい。恋愛ものじゃなく認め合ってるので、百合スキーが少し嬉しいかもね。

長いなー。それでも今回は、インパクトがそれなりにあるものが多かったのか、少しはまともなこと書けたかもしれないわ。

出羽。別になにかつぶやきを書きたいかもと思っていたけれど、思い出せたら別の日に。

あ、忘れてた。「4ジゲン」。にざさんが復活したと思ったら今度はかなさんの実家に泥棒が入ったらしい。一難去ってまた一難なコンビやな。でもかなさんがひとりで描くぼやき節をけっこう気に入っていたのでまたどこかで描いて欲しくもあったりする。

以下2007年11月4日追記。

りるさま、そちらの感想にトラバ貼りました。遅くなりました。よろしくお願いします。はてなは運営方針変わっていきそうです。
ちないみ。リファ見るとトップは「コルダ」。少女漫画らしい、綺麗で華があってかつ落ち着きのある絵柄はかなり良いですが、もとが乙女ゲーなので完全逆ハーだものなー。それがちょっと惜しいかなー。不思議なことに、男が存在感ない話は平気で読むくせに女が存在感薄い話は若干の嫌悪感が(BLは除く。BLはしょうがないと思えるのだ)あるのですわ。