コーラスとcookieを、作品いくつか読んだ。
前者は実は、先月号も「プライド」と「スパイシーピンク」と「CLOVER」だけ読んでいた。「スパイシー」だけ今月休載、残念。乗ってるの買いたかった。
「少女漫画」は往年の名作を読んで育った女たちのその後を切り取った、ある意味1.5次創作と言えそう。好きなアイデアではある。
今回は「パタリロ」であるが、子どもがパタちゃんに顔が似ていること以外ストーリ−に絡んでいなかったようだが、イマドキの若い親の壊れ方? 見たいなのが描かれてて良し。
「プライド」「CLOVER」は最初から読んでみたいかも。後者はネットで悪評を読んだんで、主人公を嫌いになるかもしれないが(「乙女ちっく」「少女漫画」のオフィスバージョンか? 「学校のスター」を「エリート社員」に置き換えただけで。まあ、「顔のいい男」が、出来が悪いかいいか、に分かれるってのが年齢高めな女たちが読む漫画の特徴だろうかね)。
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cookieは、よく考えたら矢沢あいといくえみ稜が同じ雑誌に載ってんだよね。中学時代に別マとりぼん両方読んでて、双方の若手時代の単行本も持ってるものとしては、感慨深い。違和感を感じないのは何故だ?
連載回数を重ねている作品が異様に多い気がした。「花とゆめ」がいたずらに引き伸ばして雑誌自体の質を落としているという意見を聞くが、こちらもそうなっていないか見極めが必要かも。
「NANA」はおいおいなんだそりゃ。シンちゃん……。
主人公ふたりと(この行をここまで打ち込むのがなぜか変にうまくいかず、はてな)バンド2つのメンバー、あと美里ちゃん(何でもこの娘は重大な秘密を持っていたらしい)くらいしかキャラがわからんので、わからん女性キャラがいるし、関係性が謎な連中もいる。
「きせかえユカちゃん」は、小学生を主人公にした、なんかすっとんきょーな話、という印象。新井祥の漫画に時々出てくる人、という印象が作者にはまずあるのだが、コーラスの方で育児エッセイを始めていて、ああ、となんか納得いったものが。チェック物件だと思ってはいる。
もうひとつ、チェック物件指定したいのが、「潔く柔く」(きよくやわく、と読みます。読み方がわからなくて。いや、漢字普通に読んだら語呂悪いから。タイトルに語呂の悪さは致命的よ。別マ読んでた小学生時代に好きだった緒形もりさんが、漫画スクールの作家からのワンポイントアドバイス的なページで*2、タイトルについて「気をつけよう、語呂の悪さと平凡さ」と指摘していたのまで思い出した)。
これは……「NANA」と話がこの回は似てるけど、この先どう転がすのか、お手並み拝見、かな?(えらそう)