「ざれごと寝言大事なこと」日記#6

西山香葉子という同人者の本性がわかる? ぺーじです。

本を紹介する前に、今日、「くたばれ! 専業主婦」文庫版を立ち読みした。どうもわしは思い違いをしていたみたいだ。家事はすべて「労働」として認めないという考えらしいのだこの筆者。でもって「ダンナに食わせてもらってる家畜以下のくせに文句ばっか言ってんじゃねえ!」ということらしい。

当然、当事者から反論が来る。これの代表的な意見に更に反論していく。そのせいか妙にテンションが高くて、しかも批判しているので超攻撃的だから、30ページ読むだけで続き読むのがいやになった。何かを批判しているものを読むと読み続ける気がなくなるといういい教訓を得たのも2007年の収穫である。
で、今から紹介する本もこれも、女性を2つにカテゴライズして対立させようとしてるだけじゃないかと思ってしまった。ただ、こちらは、両方の言い分を聞いているみたいだから、ちゃんと読めはするかもしれない(まだ30ページと途中読んだだけなのさ)。

「さん」の女、「ちゃん」の女

「さん」の女、「ちゃん」の女

↑本来紹介しようとしている本はこの本なのに。

くたばれ!専業主婦 (知恵の森文庫)

くたばれ!専業主婦 (知恵の森文庫)

なぜか気になる(というか反響当時から)気にしていたこの本。
「家事をきちんとやる主婦」は尊敬している、らしいけど、「家事」を「趣味」と言い切るところからそれはあたしは感じ取れなかった。家事が好きな人なんていないよ、と今なら思う(自分の数年後が心配ではある、が、友人トモちゃんは「ワタシタベルヒト」タイプらしいしな)。結局あまぞんに載ってる29件の感想全部読んでしまった。その中から1箇所引用。

形だけの幸せ家庭を夢見る?中年男性からの反論をぶった切っている所なんかは、かなり痛快でした。

それは嬉しいな、それは読めばよかった。まあ、そういうのに関しては、
http://d.hatena.ne.jp/kayoco/20070222/1172119272これを読んでくれ(途中まで関係ない話が多いのが申し訳ないが)。

ただ、実際に暇に飽かして他人のあら探しを趣味にして、正義づらして悪口や勘違いから来る尊大な態度を撒き散らす専業主婦はたくさん存在するので、これを読んで胸がスカッとする人はたくさん居ると思います。

そりゃ専業主婦じゃなくてもいるのでは? そうならないように気をつけよう。

既婚ワーキング・ウーマンのことを言って、家事をすることに対して「そんなのみんなやってんだよ!」という。家事は増えていく(うん、探せばいくらでもあるというのはわしは中学時代に既にコバルトで読んでもいた)というのには「仕事というのはキリがない、けりをつけられないのは無能の証拠」じゃねえか。でもこれに近いこと言ってたと思う。

いい加減本題に戻ろう。

女にとって呼ばれ方と言うのはけっこう大事らしい。
過去ログに2度ほど書いたが、わたしは、なぜか親友Yちゃんとだけは「ちゃん」付けで呼び合っている。あたしを戸籍名にちゃん付けで呼ぶ、唯一の血縁関係じゃない人である(血縁関係者にはいるの。従姉妹とか、母も時々。母がいる会社にいた頃は年上みんなから戸籍名にちゃんだったけどね)。いい年して……とも思うが、心地はいいし、彼女が特別に思えてくる。彼女がこれを疑問に思ったことがないとしたら、彼女は「ちゃんの女」かもしれない。また彼女の名前は崩しやすいんだ。逆にあたしの戸籍名は崩しにくい。
「西山香葉子」を名乗りだしてからはみんな「かよこさん」だ。年上も年下も。「さん」付けで呼ばれるのに慣れすぎて、かよこちゃんと呼ばれるのに嫌悪感さえ感じてしまったりする。やった人間(2人とも男性。片方はあたしが彼より4歳年上だと知らないでやった可能性が高い。割とカッコイイ子だった)には、ちょっと強く「2度とやらないで」と言っている。
サイトをはじめてべにすずめが増えてからは「べにさん」と呼ぶ人も。
戸籍名だけだった頃は、姓を呼び捨て、姓を崩してちゃん付け(で呼ぶのは今やこばちゃんのみだなあ)が多いかな。姓にさん付けも。
あれ?
戸籍のファーストネームにさん付けではOL時代の会社の若い子以外には呼ばれない。
香葉子は「さん」、戸籍名は「ちゃん」かも。
香葉子のときにどれだけカッコつけてるかがわかりました。
母にも聞いたけど、大人になったら、現在の姓を崩したあだ名か(こばちゃんがわしを呼ぶのと同じもの)、姓にさん付けか。若い頃は名前にちゃん付けか、旧姓を崩してちゃんをつけられていたとか(というのははじめて聞いた)。
この本、極端な例ばかり挙げてるかも。自分の子供にちゃん付けで呼ばれたがる女って、なんか薄気味悪い(個人的なことを言うと、あんまり若い時に子供を産んだら、子供の友達に名前にさん付けで呼ばすのもいいな、と思ってたけど、今から産むんじゃ○○ちゃんとこのおばちゃん呼ばわりも仕方ないかな)。
本格的に読む前に友人に聞いてみようっと。

相手との年の差によって呼ばれ方がはっきりしているリリアン女学園て、いやおうなしに成長させられて、ある意味ではいいところかも、と思ってしまった。