「ざれごと寝言大事なこと」日記#6

西山香葉子という同人者の本性がわかる? ぺーじです。

というわけで、まんがの森へ。
おめあてはなかったが、興味を持っていた山田南平の新刊を立ち読みしてみる。

本編単行本で全部持ってたんだよね。売っちまったけど。

好きなキャラベスト3は、根岸くん、真吾、悦子ちゃん。彼女の話も入ってはいるけど、作者の絵のせいか変わりすぎてて悲しかったとは雑誌立ち読み時にも思ったかも。

男の子ふたりがこのセレクトなのは、本編読んでてわたしを知ってる人なら見当つくかと。だって、他みんなスカしたおぼっちゃまタイプばっかなんだもん。作者の山田さんてあたしと同世代なんだけど、昔好きだったアイドルが少年隊の東山だって言ってたから、マッチ派のあたしとは全然違うわね(このヒト女子校育ちだし。共学育ちのあたしとはどっか違う、百合や関係性に対するスタンスが近いかな? というかこのひとも関係性オタクじゃないかと思うアタシである)。悦子ちゃんも、主人公に想いを寄せるクラスの女の子という、まあ恋敵な役どころなんだけど、こういう子も感情移入できるように描いたのが、山田さんの良いところかもしれない。アタシはいつの間にかヒロイン久美子より彼女の方を好きになってましたからね。まあヒロイン久美子のキャラクターが、少女漫画には多少珍しいキャラクターだった……てことはないか、りぼんにはこういうタイプいる……どうだろう? どなたか分析してくれないかしら。
ついでに言えば悦子ちゃんのお相手には坂田くんより森田(弟)くん希望だったあたしである。彼の方が包容力みたいなのが少しはありそうな……気がしたと思っていた当時は。別の理由でこのカップリングに反対していた人がいて掲示板で少し話し合ったような。うん、このシリーズの話は好きな同世代の知人が昔からちょこちょこいたね。懐かしい。


しかしジョナサンと谷川くんの話は「男同士」の恋の話のつもりなんだろうがどうしてもそうは見えないよ今のわたしには。オチのコマで谷川(せがわ、と読む。この子変わった名前でね、まあミスリードを誘うためのキャラだけどさ)くんが「初恋は真吾だった」と言うけど、それは作者はネタのつもりだろうが、この子男の子じゃないんじゃないかと言うものを感じさせる一因である。だいたいジョナサンて谷川くんに惹かれる前は久美子に憧れてて彼女を理想だと言ってたんだから、イギリス人なのに古典的な女性観恋愛観の持ち主だよな。うん、今「ジェンダー」という観点を持ち出すと複雑な作品だけど、「男女でも世間が教えるいい恋愛かどうかはやや怪しい」話なので、それだけはまだ、ね。

興味があったのはキャロルの話。これだけ雑誌で読んでないので。でもこれが掲載されてるのを本屋で見かけてから「単行本化は近いな」というものを感じたのを覚えてる。
男性の少女漫画家か、花ゆめって好きねえ。現実にけっこういたし花ゆめには(和田慎二とか好きだった人いますか?)。
「入り口での立ち読みはおやめください」と言われたので最後までは読めなかった。残念。
買おうかどうしようか本気で迷ってる。キャロルの話を見極める前に買ってこれまで面白くなかったら本気でぶくおふ行きだきっと。