「ざれごと寝言大事なこと」日記#6

西山香葉子という同人者の本性がわかる? ぺーじです。

に関する体験談 2月17日追記

自分が普通の女の子と少し違っていた話をしようと思う(部分的に「普通のオタク女」とも)。
というか、うーむ……。


まず、母親のドレッサーから、化粧品をいたずらしたことがない。
子供の頃母親にほとんど着せ替え人形にされてたのと、あとこれが大きいと思うのだが、3歳の時からモダンバレエを習ってて(小学5年のとき流行ったサロ○パスかなんかのコマーシャルのせいでそれからしばらくその手のからかいを受けてそのコマーシャルを恨んだことがある)、年に1回舞台用のメイクされてたからということも考えられるだろう。ちなみに小学6年の時に、白いサテンのフリルのいっぱいある丈がも少し長けりゃウェディングドレスという衣装で松田聖子の「天国のキッス」をソロで踊ったこともある(このときの写真は高校3年の時西武球場で応援団仲間に見せたら女の子はみんな私だってわかったけど、当時好きだった男の子は「お前の叔母さん?」とぬかした。理由は「写真は今=17歳当時より老けてる」かららしい。なんか複雑だった。ちなみに男性が彼しかいなくて他の意見が聞けなかったのは残念である。更に、この時の髪型は成人式に流用した。ヘアメイクに振袖の着付けがすべて母だった)。
3歳の時の最初の発表会のとき化粧される前に大泣きして母に「注射されるんだと勘違いしたのね」と言われたことは今でも覚えている。
ちなみに後に母が言っていたが、わたしが幼い頃、今は亡き祖父に「あんまりそういうことすると大きくなってお洒落しなくなるぞ」とたしなめられたこともあるそうだ。お祖父ちゃん、スルドイかも。


少女漫画を本格的に読み始めたきっかけも少し変である。
小学4年の時転居した千葉県柏市で隣に住んでいた家庭の若奥さんだったのだ。多分ワタシより15.6歳上だったと思う。彼女が読んでいた別冊マーガレットを読ませてもらううちにだんだん買う担当がわたしになっていったのだ。80年代初期の別マにはいろんなことを教わった。ライヴハウス・ディスコの存在、浜田省吾、有頂天、ちわきまゆみ中川勝彦という名前……。
それ以前に「なかよし」を読んでいたがあさぎり夕の「きらら星の大予言」(占いをモチーフにして、商売敵同士の息子と娘の恋を描いた話だった。相手役の男性ともと彼女の年齢が不明だった)が連載終了で読まなくなっていた。
初めて買った少女漫画はおぼえている。里中満智子の「6月4日月曜日」。
小学6年生の女の子が両親の話を立ち聞きして自分が白血病であることを知ってしまう、ってオープニング。同時収録作は水商売をやってた母親が迎えに来て彼女と一緒に暮らせるようになった女の子が主人公の母子物。
りぼんをはじめて読んだのは中学1年の時である。従妹・ナミちゃんの家にあった「月の夜 星の朝」を読んだのがきっかけ。これでバスケをやりたくなった(この願いは1年後に実現する)。この頃弟がジャンプを買ってくるようになって、2年間は3誌。中3の1年間はなかよしも含めて4誌読んでいたうちら姉弟である(ひうらさとるの「ぽーきゅぱいん」が面白くって。あとあさぎり氏の「なな色マジック」)。
弟は、ジャンプを読むのをやめたあと、わたしの本棚の少女漫画を勝手に読むようになるのだが、後に「ジャンプってみんなが買ってるから読んでたような気がする」と述懐している。やつの漫画の読み方は多少女性的かもしれない。ただ、小説は読まなかった(後に「フィクションは漫画でしか読めない」と言っている)。


同人誌をはじめて読んだのは高校3年の時。小説を書いてたので同人に興味があると言ったら、応援団仲間が自分が寄稿した西武ライオンズの同人誌を取り寄せてくれたのだ(これに書いてた同世代の子ふたりと文通してて、片方が住んでる広島へ1991年、遊びに行ったこともある。神戸に住んでた方とはこの広島行きのとき電話で話しただけ)。その後、浜田省吾の本を買ったりしていた。つまりわたしは「ナマモノ」から同人に入ったのである。内容は試合のルポとかライヴのルポとか、当時まだあったであろう、野球4コマ誌的な漫画のアマチュアレベルのものとか。
その後、「幽遊白書」や「あなたとスキャンダル」、「赤ずきんチャチャ」にハマって、漫画やアニメの同人誌を読み始め、アニパロを書き(はじめて書いたアニパロは「三角関係」というタイトルで今も500円で売ってます。72P。表紙箔押し、誤字脱字多し)、今に至っているわけです。
先日弟にこの話をしたら、マーガレットとりぼんの順番といい「逆じゃんそれー!」と言われました。
ええ、ええ、わかってますとも。
だから後に(1995年ごろ?)、J系やビジュアル系の同人界での波が来たとき、どう思ったっけ? 忘れちゃった。
そのせいか、ジャナ専(ジャーナリスト専門学校。わたしと友人の遙ちゃんはここを中退している。学科は違うが)で最初に選んだ研究テーマは「同人誌の世界」で、レポを発表したら先生にいろいろ言われた。「前書きでしっかりした文章が書けるのに本文に入ったら専門用語の羅列になっちゃって……」(語尾までちゃんと聞いとくんだった)。とか。
これは少しだけ自信になっているので、だからこそ最後までちゃんと先生の言葉を聞いておくんだった(自信にならなかったとしても)。