かなりいろいろノンジャンルで入手してきました。
感想つきで行きましょう。
最初は先日読破した、こちら。
- 作者: 桜庭一樹,むー
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2004/11
- メディア: 文庫
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途中から自分を人魚だと言っている女の子が「そうとでも言っていなければ過酷過ぎる現実を生きていくことができず、耐え抜くには加害者に体をぼろぼろにされすぎて」結局加害者に殺されてしまう→冒頭で明かされてるからね……となっていくのだが、一番強く思ったのは、引きこもりに対する語り手たちの担任の言葉に対して。
担任は「ひきこもり」を「母親(ここではなぎさも)が食事つくってやってしまうせい」と言ってるけど、それをやめたって5割くらいの者は自発的にごはん食べようとしない気がする。多分彼らは時間をかけて自殺しようとしているような、そんな気がする。
あたしは前の日の夕ご飯から食事を全くしないで持つのがだいたいいつも16時までなのだが。
仲良くさせていただいているまりっぺさんがこちらで書いてたことから、ものごとそんなに単純じゃないと思ったことを思い出した(たまにひとと話をすると、えっそんなに単純でいいの!? とびっくりすることがあるが)。
坊主頭の男の子花名島に対するなぎさの恋はホントの恋じゃないなとも思う。
あと、91Pで出てくる「クイズ」(異常犯罪者の青少年の精神鑑定に使われるクイズと表記されている)。これにあたしは、「その男とくっつきたくて子どもが邪魔になって殺した」という答えを出したけど(こういう答えを思いつくあたり紙一重かもなわし。普通はなんでそうなるかも見当つかんらしい)、正解は「逢いたくて」で。ラスト近くで「加害者」は正解するかと(読んでたわたしが)思ってたら正解を出し、そこで初めて99%以上の読者は正解を知る。
正解を知ったあたしの感想は「八百屋お七と一緒じゃん」だった。あれもそういう話ではなかったでしょうか?
- 作者: 桃井アロム
- 出版社/メーカー: インプレス
- 発売日: 2008/02/18
- メディア: 単行本
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なんか文章の書き方も著者さんのキャラクターも好きだなあ。まだちゃんと読破できてないんだけどところどころ拾い読みしたところによると、どんなセックスを「濃厚」と思うかもヒトそれぞれなんだなあとヘンなことをしみじみ(何でそんなことを思うかは「未来に丸投げ」にさせといて。過激な話題だし更にいえばうまく表現できないんですこの話題)。
- 作者: 西村しのぶ
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/03/13
- メディア: コミック
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キリエちゃんの彼氏のマキちゃんの出番が少なくなってるなー。で、彼女と絵衣子の友達・ショーコちゃんの出張りっぷりがすげえ。 あと、1話あたりのページ数が少なくなった。
今回いちばん印象的だったのは、船上にバニーさん仕出し、というシーンで、「女性として牙と爪を研いでキレイにしている女のほうが男っぽいところがある」ということ。
そう考えると自分のこともいろいろなことも整理しやすくなるかな?(自分の中の女性性については某所でいろいろあるんですな今) なにが男っぽくて女っぽいのかわからなくなってきたかもしれん。
- 作者: 竹内佐千子
- 出版社/メーカー: 情報センター出版局
- 発売日: 2007/11/01
- メディア: 単行本
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「ハニー&ハニー」のサチコさんが親友マイさんを相方にぶっちゃけエロトーク、という本。わたしはマイさんとの関係には着目していたが(ぶっちゃけけっこう「萌えて」いた)、名コンビぶりが読んでて良かった。アケスケ過ぎて納得のいった部分もありましたけどね。ちゃんと読んでくと「これって看板に偽りアリっすかどうでしょうか?」と疑問に思うあたりも登場するんですが、まあいいか。これも丸投げしましょ。
現在の連載も読んでいます。明るく楽しくスタートしましたが、5回目くらいなので、SRSの厳しさと暗黒面? がほんのり見えてきた感じでしょうかね。最新の回では、竹内さんを「サッちゃん」と呼ぶカイ君になぜか萌えたわしだった(笑)。
- 作者: 能町みね子
- 出版社/メーカー: 竹書房
- 発売日: 2006/09/27
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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まだ購入してなかったんですねこれ。実は著者の能町さんのはてなキーワードにこの本の著者だと書いておいたのはわしだったので、その後能町さんご本人がはてなダイアラーになってご自分でご自分の箇所を編集なさるとはなぜかまったく予想外だったわしです……とここまで書いてみると……(以下略)。
ここまではひとクセある本ばっかりですな。
- 作者: ふじもとゆうき
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2008/03/19
- メディア: コミック
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久々の6人表紙が嬉しいね、しかもお祭り仕様! 前述のサイン会はこちらの発売記念のものです。
お祭りの最初の話と、流星群を6人で見る話は仕事の関連で雑誌で見て読んでいた(けっこう遅いかな単行本化)。
ダントツに萌えた(片方は燃えた?)箇所が合計4箇所。
怪我したクロに対するキューの「おう 頼まれた」。そのあたりのサトとマモル(はっきりせんかとも思うけども……これも丸投げかな?)。海辺の民宿のイバちゃんとクロの兄貴のハル兄(このあたりは、飛鳥も加わって8人で4組4様なのでめっちゃ面白い。原因はなんだかなと思うけど、将来的にはこのときのカップリングがいいなあと思ったわしであった)。あと、泳ぎだしたけど足をつるイバちゃんを助けるキュー(キューは水泳部だったとのことだから、ある意味いちばん適任者でだから他の誰も手出ししなかったのかとも思うがこの後判明するイバちゃんの本心を思うとうなるものが)。
- 作者: 池田理代子
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1985/05/01
- メディア: 単行本
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東京上野・東京都美術館の「ルーブル展」に行ったので、こちらでこの本も購入。アントワネットの娘に関する記述もあるようなので楽しみです。