「ざれごと寝言大事なこと」日記#6

西山香葉子という同人者の本性がわかる? ぺーじです。

「IS」と「あぶないストロベリー・ボーイ」と「のだめカンタービレ」をぶくおふで読んだ。「のだめ」は60P(2話まで)だけなので面白いのがよくわからない。ごみの中でピアノを引くのだめ、というのは聞いたあとだったからな、ちっ、情報化社会め。

「IS」は……中篇ふたつ収録の1冊目だけ読む。長期連載分は読んでない。気の持ちようも、いつわかったかも、男女どっちで生きてるかも、症状の出方も違うんだけど(男性として生きてる方がおっぱいがあって、女性として生きてる方*1がおっぱいがなかったり。どっちも意識は女性)、最終的には「ISであること」から逃げない・隠さないという生き方を選んでるのが共通。

「あぶないストロベリー・ボーイ」は、弓道をやってるカッコよさに惹かれて告白したらあっけなくオッケーが出て浮かれてる主人公に、パティシエをやってるパパが「MtFGIDでトランスしたい」と言い出したからさあ大変。これを言い出したのがお店の開店×周年(具体的な数字忘れた、ごめん)のお祝いの席で女装してだったので(なかなかスゴかったです)、この日の様子が地元の広報に出ちゃって一家は地元中の好奇の目にさらされることに。
ママはぜんぜん気づいてなかったみたいだけど、主人公はパパが「あまり男男していない」ということを指摘してるね。
彼氏の叔父さんがジェンダークリニック(だよね?)の院長で、彼が先にそれを知ってたってのも、「グルだったのね!」と女たちの不信感が募ることに。
彼が瞳の大きい女の子っぽい顔立ちで、ケーキは好きだしお行儀はいいしで、そっちでも不安は募る主人公。
とりあえず一家全員分かり合えたかな、というラスト。

地元でお店を自営したままトランスしたという人は、見たことがないと思う。
パティシエというのは、最近女性も増えているのかな。男社会じゃないかと思うけど。
だとしたら、40歳までなんてよく持った方じゃないかな? と妙に冷静に分析? しちゃうなあ。
会社勤めしたままトランスしたひともいるんだけどね。少ないけど。MtFばかり。
FtMは……なんか社会でやってくの大変みたい。
MtFは、男性として社会的に生きることを余儀なくされてきたからうまくいくのかな?

しかしこの手の話題を扱うのってみんな講談社じゃない? 悪評高かったらしい庄司陽子の作品も*2だし。なんでかな?

*1:男女どっちで生きても大丈夫なように「ヒロミ」と名づけた。どっちかに無理やり手術するのって意味があるの? と記されたお母さんの日記を読んで主人公が前向きになるあたりが良いかな

*2:今日以前買ったモーニングが出てきて、東村アキコと共に載ってたので読んでから捨てた。しかし関係ないけど東村アキコ働きすぎちゃうか?