某若いフォロワー嬢が、自分のつくる世界観に影響を受けた作品としてついったーであげており、ツイートを読んで、Wikipediaも読んで面白そうだと思い、先週図書館に予約して借りて来ました。
70ページまではプロローグ。ゴシックホラーってこんな雰囲気? ここで恐ろしい経験をした者が命を未来につないで、本編の主人公となるのだけど、その間にどうやってそうなったのかを読むのを楽しみだった。
あと、日本が妙に出てくる、というか、主人公は1900年1月1日の東京生まれなのね。白い髪と100年の寿命、あといくつかの些細な超能力を与えられているの。
日本の固有名詞は基本カタカナ。伸ばす音が多く、そこを棒線で表現してるあたりがなんだか好きです。
でもって、幼き日に、伊藤博文の従甥? とのちの昭和天皇と友達になるんだよ!
友達と言っても密会という言葉を使うから、なんだか腐女子的にも良いかもしれない。
がしかし、20世紀は血塗られた世紀と言われてるくらい、要人がテロで死んでて、それが重なるたびにお父さんはノイローゼというかうつ病を進行させて行く。そして日本を脱出するものの、イギリスに帰ってから夫婦揃って暗殺されてしまう。
それで、お父さんがテロに敏感だった理由を書いた手記を読んだ主人公デービッドは死のうとしたけど死なずに、第一次世界大戦に従軍するんだな。イギリスの学校で出来た友達と再会したり。
とにかく面白かったですよ! 日本が、世界の中の日本て感じで。西部戦線の描写も重くて。主人公の用紙をなぜかワンレンで(五飛が髪をおろしたらそうなるだろう髪型)想像してしまってるのですが。
これ、アニメで観たいなあ。どこかの国でつくってないかしら。
あと、今日のイベントの話をもう書いたので転載しますね。