
- 作者: かじいたかし,皆村春樹
- 出版社/メーカー: ホビージャパン
- 発売日: 2011/10/29
- メディア: 文庫
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結局買って2日で読みました。
ツッコミどころいっぱい!
それは生命の危険を心配した方がいいんじゃないのとか、それは絶対子供向けじゃない、とか、あんな本読んで女の子にモテるなんてあり得ないとか、素直じゃないクロハより素直な柚さんと付き合えばいいのに、と思ったり。2人とも母親っぽいけどね。
23世紀の学校風景も出てきたけど、あれは授業じゃなくてクイズゲームじゃんとか。
あ、どう考えてもクロハがやったと思われる万葉集の翻訳は好きです。その前に翻訳したのはオオダイラにしか見えないけど。
敵を見つけて、味方を増やして。ストーリーには起伏があって、そこは楽しめました。
途中で出てきた斎藤さんがおにあか書いたひとの正体だって、オオダイラせんせい、知ってんじゃない?
あ、106ページの、文芸部の女の子のくだり、オマエだろ主人公! 他人事のように聞いてんじゃない!
セクハラが蔓延してる社会で、女性たちはどう生きてるんだろう。女の子たちはなにを読んでるんだろう。そんなことを思った。寝癖さん=犯人の言い分はわからんでもない。
追記:
クロハの、「お兄ちゃんは私がいないとダメなんだから」というのは、共依存者の言う台詞だよ。そこら辺も、彼女があまり好きじゃないところ。そう言って、ギンについてくるあたり、ウザい。