そいでは5月下旬に買って読んでた「愛しをとめ」の話も書いておこうっとw
愛しをとめ~君がこころは~ (IDコミックス 百合姫コミックス)
- 作者: 高橋依摘
- 出版社/メーカー: 一迅社
- 発売日: 2009/05/18
- メディア: コミック
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平安時代の風俗はある程度きちんと押さえつつ、やりたい放題やってましたね(爆笑)。
私には、そもそもこの漫画の主人公2人の顔が、「砂時計」という少女漫画の杏と椎香ちゃんに見えて仕方ありませんでした(笑)。橘のはっちゃけっぷりは杏を越えてますけども。
部屋を引っ越して、お屋敷自体が広いから、逢いに行くのが大変だったり、この時代の恋人らしく歌を送りあったり、というところはきちんと平安ものしてますな(台詞が、描かれた時代の現代語となってしまうのは、「なんて素敵にジャパネスク」で慣れているので気にしない無問題w)。
クライマックスで、絡むふたりに指示を出すあのヒトを見て「アダルトビデオの撮影現場ってこんなんなの?」と思ってしまったのは私だけのようですが。
毎回毎回このヒトに見られているのは嫌でしょう。
社会的地位の保証が与えられたことは良かったね、ですが。
あと、えろ場面で、そうたいしたことはしていないはずなのに、妙にえぐいコマがあって、絵が入ってえろをやると、アングルというか見せ方でソフトにもハードにもなるんだな、としみじみ思いました。コレは学びました。
ラストで橘とあのヒトが語り合う場面では、この時代の当たり前と現代の当たり前の溝を埋めて、それを刷り合わせたら同性間恋愛の方が自然だ、と言っているのはなるほど、と思いました。
とある男性キャラの台詞の語尾に必ず顔文字がくっついているのは、このキャラのお軽さをこう表現しているわけか、と、興味深かったです。音声になっちゃうと見えない、漫画や小説だからできる表現かもな、と思ってみる今です。映像でも出来ないと思うよ。
こんなところでしょうか。