2月15日付けで買ったという話はここでもしてたんだよね。
氷上みりさん大大推薦作、僭越ながら、記事書いてみようっ!
もとさんも推してますしね。
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実はりるさんの答えは既に出てまして、こちらでした。まあ、こちらのが、実はコアな漫画読みは誰もが面白い傾向があるようなのですがね。
父親が借金で逃げ出すわテストはケアレスミスして追試は決まるわチェキしてた先輩は彼女つくるわ、とついてない状態で16歳の誕生日を迎えた、高校1年生・小田切夢。
夢ちゃんは、車に轢かれかけたムチャクチャ可愛らしい小さな女の子を助ける。その小さな女の子・モモは、星が必要か不要か調べて不要なら壊す、ということをしている大魔王だったのだ。そして、世界が終わっちゃえばいいと思うくらい落ち込んでいた夢にモモが提案したのは「地球の代表者として、モモが納得出来る、地球を存続させるに足る理由を7つ出せ」という駆け引きだった。
という第1話。過去にあったようななかったようなストーリーで、連載開始から大反響らしい。実際、ワタシも楽しくりぼんを読めたひとつでした*1。
単行本になって初めて気がついたのは、ぬいぐるみのぽんきちが、しゃべったり*2眠ったりしていること。
単行本化されても一番好きなシーンは、73Pの、テーマパークで夢ちゃんがモモちゃんを抱っこして走るところ!
なんとなく、このあたりから、モモちゃんにとっても夢ちゃんに情が移ってきている感じになっていってるんだよね。
もひとつ好きなのは、中華料理屋でアルバイトを始めて肩が凝ってる夢の肩を、実家がケーキ屋でポイントを取る要因となった幼なじみ少年・叶歌クンが揉んであげてるとこ(笑)。モブキャラな男の子達が、
「なんだあれ 夫婦か」
「むしろ姉弟……」
と、背景で言っているのも好きですなー。
このあたりになると、当初やさぐれてた(まあ無理もないが)夢ちゃんもだいぶ明るくなってきてるのですが。
髪が長くてすごくやせてて、生活に困ってる、というと、キス早開始時のブンちゃんとかぶってしまった(笑)。いや、やせ過ぎでかわいそうだからという理由で作者がプロフ欄に体重書き淀むって……(汗 基本カッコイイタイプの女の子。
女の子ふたりがとりあえずメインぽいけど、見た目年齢や身長に差がありすぎるせいか、百合という感じはしない私w モモちゃんはどう多く見積もっても、あれは8歳以下にしか見えませんのでね。
モモちゃんにお付きの男性キャラ2人も忘れてはなりませんな。大人でやさしそうな沙成サンと、黒髪で鋭い雰囲気を持ち高校生くらいの年齢に見えるナナギくん。このナナギくんが作中男子キャラでは人気一番らしいですね。でもって、夢ちゃんをちょっとときめかせてしまう役どころでもあるようですなw
場面によって、貫禄や「綺麗」としか言いようのない表情だったり、笑うと本当に可愛かったり、無表情にしてても戸惑いのようなものが見えてたり、と表情が豊かなモモちゃんも目を惹きます。なんだか、扉絵を描くバリエーションがものすごく広がるキャラみたいw
あ、ピコに触れるの忘れてた。言うことがけれんみ*3たっぷりな点といい、コスプレし甲斐させ甲斐のありそうな衣装といい、物語を今後引っ掻き回してくれそうですな。
このピコ君の「まーた代表者と仲良しごっこか」などの台詞も使って、先の展開予想やモモちゃんサイドの事情の予想などもしているようですが、ワタシは、スケールが大きいタイプの話を読むのに慣れていないし、ミステリを読んでの犯人予想も普段しないので、そういうのは他の皆さんに任せて、後でわっと驚く主義でいこうと思ってます。
そういえば、「大事なことなので2回言いました」という最近流行ってるの? な言葉も、最初に見たのはこの漫画だった気もしますw
割と、洒落が通じるとでも言いましょうか、単行本の柱で人を食ってないかと思えるようなことも書く作者さんのようなので、今後作者さんの人柄に触れていくのも楽しみですね。絵も綺麗でお上手だし。「MOMO」は絶対酒井さんの代表作になる! 私はそう思います。
あ、連載開始すぐに描かれて私に「オーバーワークじゃないの!?」と驚かせた短編「キミの世界の救い方」も同時収録です。これはけっこう驚いた。だけど、酒井さんの中ではこだわりがすごくあるようです。こちらは彼氏のいる(!)小学生が主人公。高校生のお姉ちゃんのキャラがけっこう立っていました。
とりあえずオトナ読者はけっこう「夢ちゃん」と呼んでいて、そのあたりは作者である酒井さんの願いが叶っているようなので、安心していただければ。
あー、マウス使いづらかった。ひとまずやったどー!トラバアドレス取得行脚は明日に廻します。出羽。