年に1回くらいしかやらないBL小説のレビュー行ってみよう(笑)。

恋のカケラ 夏の残像(シーン)〈4〉―タクミくんシリーズ (角川ルビー文庫)
- 作者: ごとうしのぶ,おおや和美
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2007/12/01
- メディア: 文庫
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シリーズ内シリーズやっと完結のようです(笑)。
なのにここにきてそんな大ネタふる? というような話題が出てきまして。気になっていつつもこりゃそのあたり解決するにはページ数足りないだろうなー、と思っていたら終わってしまった。その辺が不満足だけど、続きでちょこっとでも種明かししてくれるのなら、「未来に丸投げ」してもいいや(笑)。
タクミくんてA型なんかなあ? 経験した分だけ落ち着いちゃって。まあわたしは、シリーズや連載が始まってからある程度たって主人公が多少成長してからの方が良さを感じることがけっこうあるんですが(邪道だよ……)。
真行寺クンみたいな弟がいたらカワイイだろうなー。うちにも弟がいるけどもう可愛くないもん(でもこの子いい子だなあ、と思わされるのよね時々……)。こういう大型犬みたいな子に一度会ってみたい気がする。
このシリーズで好きな話というと……赤池クンがらみのあたりかなあ。彼が先輩に思われるあたりは好きでしたね、まあ、男の子同士での「おつきあい」が当たり前みたいなこの学校だけど、ひとりくらいこういう子がいても面白いしさ。彼けっこうお気に入り。
よく考えたら、一時期「キライ」って言ってたパターンなんですよねこのシリーズ。実は。
最近は「ある愛の詩」という映画を見た時のような感じかも→プロトタイプってさすがだなー、って思えるわけで。
ひょっとすると私のこのシリーズの楽しみ方って、マリみてと案外似ているのかも。恋愛や友情やらのキャラクター間の相関関係みたいな。で、マリみてと違ってけっこう前の話を覚えてないので(笑)、「えっ、この子とこの子って親友なの?」とびっくりしてしまうこともありますね。そんな風に思わせてくれた高林君は以前は大嫌いでしたけど(弱弱しくはないからまだマシなのかな?)。売ってしまおうかなあと思ってしまうこともけっこうあるけど、今回は持ってて良かったかな、と思えました。
ギイ本人のキャラクター自体は好きなんですが、何でこんなど派手なバックボーンなのかなあ、という疑問は湧いてきますけどね。途中でタクミくんを置いて背が伸びたってのも気に入らない。やたら見せてた親しみやすさも所詮演出なんだろうなあ。「ここはグリーン・ウッド」の池田光流はお気に入りだったけど。