「ざれごと寝言大事なこと」日記#6

西山香葉子という同人者の本性がわかる? ぺーじです。

LaLa4月号感想

前号ほどではないですが、今月も「速報!」は使わんでおきます。

で、表紙を見てまず、「夏目友人帳」のアニメ化という文字がインパクト。いつ頃からかコミックスが本屋で年中平積みになってたから、まあ、あることかな、と。あと、LaLaの漫画が小説になるらしい! 第1弾はホスト部ヴァンパイア騎士
表紙は兄ちゃんふたり、発売中のDXに続いてヒロインなしですが、80年代に戻ったと思った方いらっしゃいますでしょうか? わし80年代のこの雑誌のこと知らんので(今で言う腐女子の需要を白泉が引き受けていた格好だという伝聞は聞くけどね)。

LaLa (ララ) 2008年 04月号 [雑誌]

LaLa (ララ) 2008年 04月号 [雑誌]

桜蘭高校ホスト部
けっこうめまぐるしい展開の中、自己改革みたいにアクティブな行動をとるハルヒと、環に宣戦布告する双子のどっちかと(ヒドイなあ)。
温泉の出現と消失は超常現象の域だなあ……。

「4ジゲン」→
交番のネタ(あの掲示板は交番にはあるあるでしょ。あとひとつ、指名手配犯の刑事。そういえば中3の時、駅伝の応援で行った松戸かどっかの交番で、香港系イギリス人*1のすんごい美形な男性の写真が貼られていて見とれたけど後で怖くなったことが)も良いが、罵声ネタの一番でかいコマの文字も良い。すごいのは「楽しい物理」のディレクターズカット、ってなんぞや?

会長はメイド様!」→
美咲ちゃんと碓氷氏が良い雰囲気(風邪じゃないけど看病ネタできた)。碓氷氏のガタイの良さがちょっとドキドキ、ですか。お店のほうは、因縁の連中が来てて店長がビビッてた。葵ちゃんの妙な世間知は店長を助けるかもね。

遥かなる時空の中で4」→
読み切りと勘違いして読んでたら途中からあれ? と思い、最後のページで「5月号に続く」とあったので、カラー扉をよく見たら、こちらだったという短期連載1回目(笑)。真面目すぎてクラスに馴染みきれず生活の至るところに違和感を感じる女の子というオープニングなのでてっきり現代ものと思ってました(笑)。最後の見開きでいきなり異世界的なものが出てきたので、どうなるのか。読むか(笑)。

キスよりも早く」→
モノクロ扉絵。とろんとした(この6文字、目がショボショボしてたのでブラインドで打ってました)ブンちゃんの瞳とコピーがあぶないんですが、肩のあたりにぬいぐるみは可愛いかも♪ で、めくった彼女の髪型は……最近たまに見るけどうーん……。わたしの頃に見たのは結び目がもっと高かったなー。
朝からおにぎりをつくりつつデートの算段をするのが可愛いです。
それまで触ってきてた好きなひとに全く触られなくなって寂しい、というのは……慣れですか(笑)。そのあたりのモノローグはオイ、という気もしますけど。
その後の龍先生の「君らそもそも恋愛の手順すっとばしすぎなんだから……」というあたりは実に真理を突いているかと(わたし他いろいろな読者さんの萌え要素も指摘しているけどね)。で、彼女の頭にそれまでなかった単語が入ってきました(ホントにすっ飛ばしてるわ)。しかし、「うなじが見える」って古典的だなあ(昔のNHKドラマでも見たぞ)。そこでタオルかけちゃうのが今月号なんですが、他の号だったらどうなのか見てみたいデス。
その後は、まーくんのコンタクトあんどカジュアルファッション(によってなんかいやに若返ってました! いやホントはまだ若いんですが彼)、てっぺいくんの絶叫、告白シーン、と本当に良かったです。奥さんとしてお邪魔ムシな義弟(このひとのツンデレなシーンもありますのでツンデレ美少年好きな人はチェックしてみてね)に文句を言い、夫をシバきつつ、てっぺいちゃんに輪投げをさせてあげるお姉ちゃんな部分が今回も見られて良いなあ、と。それをちゃんと予想できてるまーくんも良いな。母子に見られてないのがこの場合複雑だ。その後ブンちゃんは自分がまだとんでもなく年少であることを真剣に考えるから(この原因をつくったねーちゃんたちにブンちゃんはどう見えてたのだろう……というかこの5人ってどういう団体に見えるのかなあ)。
ぬいぐるみが落ちないようにしてくれた代わりにピンチに陥ったブンちゃん。そんな彼女の危機に、今の自分は(まーくんに助けてと)叫ぶしかできない、ということをわかっててそれにジレンマを感じながらてっぺいくんは叫んでいたかもしれない、そんなことを思いました。
オチは、普通の夫婦には絶対ありえんよなあコレ。
さて、ここで1ヶ月飛ばすの(=次号お休み)!? うえーん寂しいよぉ。まあ、4月10日発売のDXはあるし、来月の付録として初のドラマCD化! らしいので、それを楽しみにしてますか。でも少し寂しい3月だわ……。ちなみに今月もページが多めだったのでそれも嬉しかったんですが……。

金色のコルダ」→
コレが一番ぶっ飛びました今月(なんか最近毎月キス早とコルダにやられてるな私)。
図書館で音楽の歴史についての本を読む香穂ちゃん。すっかりのめりこんでます。で、メインキャラの名前は片仮名になっていて、王室直属の楽団をつくるにあたっての団員集めという状況だったりするわけです(笑)。時代背景は……衣装が手がかりかな?(男性陣は膝丈のズボンにブーツ、女性陣は床までのドレス)。ホワイトブリムつけてるショートカットのお嬢さんは冬海ちゃんか?(出番少なくてすっごく残念)で、王様があのひと! 香穂ちゃんが姫さまというのは、ちょっと違和感が。可愛いんだけどね、姫より下町系っぽいからこの娘。
登場人物が、読んでいる本に沿った内容の夢を見て、そのゆめがその回の内容になっている、という漫画は「赤ちゃんと僕」(この時の内容トップクラスに大好きです私)以来かと。こういう夢オチは好きだなあ。

「ZIG☆ZAG」→
今回は芽ちゃんと諏訪ボンの話。
前から話に出ていたデートを決行するふたり。桜子ちゃんが急展開にパニクってた(笑)。
日向さん(彼も好き。というか、桐原ブラザーズ以外はみんな好きな私)にも、黒いボブカットの、彼のフラワーアレンジメントのファンの女性が初登場したので、春が来るみたいですね。台詞からして働いてるみたいなので、コレを描いたら作者新境地?(ってことはないか?)
ちなみにデートはコブつきだった(笑)。たまには良いかと思うが初デートではきついか(キス早はいつもだが)。芽ちゃんにはちっちゃい弟がふたりいるようだ。なかじさんは小さい子を描くことが増えたのは「隣のDOUBLE」から後だよなあ(こっちの双子は好きなのになー。次男とヒロインと思ってたのになー)。
小さい子に負けてない諏訪ボンは兄弟多いひとだけど、下から数えた方が早そうなんですがね。いつもと違うカッコ良いところを見せてくれますヨ。今回まともな台詞が全然なかった太陽よりガタイ良さそうだしさ(笑)。で、オチでは芽ちゃんはブンちゃん化してました(笑)。

「嫁姑教室」→
女子高生と担任が嫁と姑というのは斬新だなー、と広告を読んだ時から思っていた。ブラックな嫁らしいけど(夫はちょっと年上でもと家庭教師みたいだ)もっと読んでみたいですな。

「ビューティーハニー」→
番外編とはいえ小学生の話を読むとはこの作者で。まあ大人っぽいキャラデザですが。で、あのひと子どもいたの? とびっくりするってとこでしょうか(いくつなんですか?)。そして10歳で漢字検定2級って。わたし頑張って7年前にとったのに(このとき根をつめすぎていろいろと悪化したためにそれ以来その手のことはやってないんですがそろそろなにかしようかなあ)。まあ、母に姉、従姉や叔母なんかがみんな離婚してる家庭の末っ子、って考えたことあるけど、そういう環境だと恋には冷めるよね。小学生には早いけど絵的にはかなり合っていたと思います。

「あぁ愛しの番長さま」→
扉のそうかさん、襟元しか見えない着物姿だけどなんか可憐。内容は、敵キャラの貞操観念の古いくらいの潔癖までギャグにしてるというか。ところが、前回不穏な感じだった(よね?)お嬢さんが今回動いてくれる。でも時々この漫画ってなにかがすごいよね……。中盤で裏がわかるけど。
で、とらわれの王子を助けに入ったら、なんかえっ? てなところで引いてる。ここからどうなるんでしょうか……。


ここで漫画家志望者関連の話をしておくかな。賞の受賞者の年齢がかなり高い感じです。29歳という方がいらっしゃるのを見て結構びっくりしました。20歳以下のひとはほとんどいなかった。あと、レギュラークラスの作家たちが毎月持ち回りで本を1冊紹介するコーナーをやっていて、これも「へえ」と思っていた点です(これいつか書こうと思ってたの。ちなみに読み始めた去年8月号はキス早の田中メカさんで、この号は嬉しかったなあ)。今月は「ZIG☆ZAG」のなかじ有紀。「しゃばげ」を紹介していました。イマ風ねっ。

*1:香港返還に先立つこと10年以上昔の話ですわ。ふっ