登場人物の年齢がいろいろ、という作品の方が楽しめるようになるきっかけになったのって、ひょっとしたら「久美子と真吾シリーズ」だったのかなあと思っています。
作者はとかくいろいろ言われてる人ですがあたし一時期この人をライバルみたいに勝手に思っておりました。分野違うっつーの。
この作品、スタート時に、ヒロインが女子高生で、彼氏役が小学生なのよ。女子大生と小学生なんて凄い時期があったりした今思うと。
こうなると、勢い舞台はふたつになるわけですよ。小中学校の方が多く描かれてたかしらん。で、同じところに就職しない限りお互いの昼間の顔は見られない。どっちかが高校生の頃に文化祭に遊びに行くんでもしなけりゃ。
あと、この頃からりぼんには20代前半から中盤のキャラクターを少なくとも準レギュラークラスにすえることが増えたよね。
「天使なんかじゃない」だと牧先生、「ご近所物語」だと徳ちゃん、「ママレード・ボーイ」だと名村先生。学園ものだから先生が多いけど。あ、あと、メインキャラにひとり小学生がいるとそういう風に幅が広くなるのかも*1。
漫画っていろいろ勉強になるなー。

- 作者: 山田南平
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2001/03/01
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*1:「ベイビィLOVE」はそういう感じしなかったな。小6と中3に集中したからかな。やっぱこれ、彼氏役の年齢を下げて作品の質下げたと思っています、って小学生には3つ上だと充分大人だというのはわかるんだけど。中学高校時代って1コ2コの違いが凄い違いって時代だから