「ざれごと寝言大事なこと」日記#6

西山香葉子という同人者の本性がわかる? ぺーじです。

「今」のりぼんを読んだ

フィールドワークで漫画喫茶へ。
やっと「今」のりぼんが読めたよっ! 7月号。すぐ次出るんですが。

他に花とゆめcookie、少コミ、「ライフ」と「ホタルノヒカリ」の1巻とを確保したものの、2時間でりぼんと花ゆめの一部しか読めなかった。買ったほうが安いのではないだろうか。

かなり真面目に読みました。メモ取ったのでそこからね。

表紙は、立て膝の女の子のバックに男女3人子ども1人、という、たぶんりぼんでは、いや漫画雑誌トータルでもはじめて見るパターン。本屋で見た時から「おやっ?」と思ってはいた。描いたのは樫の木ちゃんという作家。関心せんペンネームやな。

口絵は、心理テスト、付録紹介、「チョコミミ」というショート漫画の連載3周年企画で男の子の募集。

巻頭は酒井まゆ「ロッキン・ヘブン」。今のりぼんで一番普通の学園ものみたいだ。北海道へ修学旅行へ来ても恋人との関係がそれっぽくならないのに不安を持つが、どうも恋人はそれどころじゃなく体調悪いみたい。で、引きで第3者の男の子が主人公に告白したような。

えばんふみという若手が初連載を開始してる。「木々のゆくえ」。女子中学生がいきなりモノローグで「いつ死んでもいい」ときた。金髪にしてクラスメイトに遠巻きにされてるヒロインにおせっかいを焼く委員長男子。彼に将来の夢を聞いた後のヒロインの可愛い眼がインパクトあり。ピアノを弾き語って保育士になりたかったというヒロインは実は病気だった……。
単行本の広告を見てると読者を泣かすタイプらしい。「感動」という言葉がキャッチに多用されているあたり、私が別マを読み始めた頃の大谷博子を思い出した。「灯色の童話」の頃なんだけど、この例えわかる方いらしたらコメントか掲示板でお声かけてくださいませ。

持田あき「真夜中にKISS」。扉ページで女の子が着てる衣装が昭和のキャバレーちっく? でなんかエロい。
お話は、ママがお金持ちと再婚したことによって上流階級にお近づきになった主人公は階級にふさわしい優れた女性「クイーン」を目指してるらしい。ブラックな美少年が登場した。
ギャグのシーンは「ああ、槙ようこと姉妹だな」とちょっとしみじみ。
ファンページで「セレブ・レッスン」と称して(タイトルが実に今風だが)お行儀講座をやってるのは良いかもしれない。

えばんと持田は、他の単行本を読みたいなと思った。えばんは続きも。持田はネットで「失恋をよく描く」と言われてた情報のせいかしら。

「CRASH」アイドルをプロデュースしたい女の子が主人公、という設定が新鮮。芸能界もので鼻血といえば「はじめちゃんが一番!」だけど。まあ、主人公を17歳以下にしなきゃいけない分芸能事務所社長令嬢という設定は仕方ないか。でも続き読みたいかは微妙。

「山本善次朗と申します」前述の槙ようこの最新作。けっこうキャラクターが多く、しかもその年齢が幅広いのはいいかも。しかし今回、えらいへヴィな話やな。
ひょっとしてこのお父さん人間じゃないんと違うか?

「青空ポップ」モデルのお話。母が人気モデルだった親の七光りでオーディションに受かってしまう主人公。それを見た競争相手が二者二様。というのは、あたしらの頃はあまり見なかったような。

「株式会社ラブコットン」表紙のキャラたちですね。なんかご近所物語を組織的にやってると言ったら変か? でもお金を稼ごうとする主人公というのはりぼんでは新鮮かもしれん。今回は意地が大爆発! という話だった。

「SWEET16」雪丸もえという若手の読みきり。16歳の誕生日、幼い日のプロポーズ、サーフィン、幼なじみ、とモチーフてんこ盛りだが、まあまあ生きていたのでは?

紳士同盟+」一番長いのかなこれ。今回は主人公の両親の話。えらい悲しい恋だなあ。こちらのエントリの意味がよくわかりました。
高校生でこんな、純愛を引き裂く金持ちオヤジみたいなことするなんて(とりあえず「純愛」に見えた)。怖い世界だ。玉の輿にまったく興味がないあたしには縁のない話だがな。この校内の異様にはっきりしたヒエラルキーには気持ち悪いものも感じるような。

全体を通して、漫画は、妙にいろんな話が載ってて、それ自体はいいけれど、あたしたちが読んでた80年代90年代のほうが雑誌としての統一感はあったかな。30女にもっと読みたいと思わせる作家がふたりもいるってのは児童向け雑誌としてはすごいでしょやっぱ。だから思ったより楽しめた。
ショート漫画に力が入ってる気もするし(中では年齢サバ読みアイドルのママが出てくる「ややプリ」を気に入ったかも)。
他は、妙に芸能関係の記事が多いのが昔との大きな違いだね。桜塚やっくんがページ持ってるのには驚いたし、「2007春ドラマお勧め主題歌特集」なる記事も、ゲームやDVDの紹介記事も(映画のもあったがそれは昔からあったっけか?)、なんと女優・上戸彩のインタビューまで! 危機的というか、時代は変わった、というか。

あ、「ちびまる子」ローラースルー・ゴーゴーやて? 懐かしい!


花ゆめでは好みの設定の作品見っけ。「キラメキ銀河町商店街」というヤツ。単行本出てたらチェック指定かも(ずれてる……)。

全巻そろってるはずの「グッドモーニング・コール」の単行本を見たくて探すが何処探しても見つからず、ブクオフでチェック。
ゆりりんがいたから読んでたんだよな。いや、ファンだったとかじゃなくて(好きではあったが)、彼女が持ち込んだ問題のおかげで年寄りが話に入っていきやすかったんですよ。その点では香織ちゃんの存在も○(気になることが1箇所あるけどさ)。
あと、久志の気持ちが判明するシーンが、少女漫画にしては変わってて好き。他にも「ばーちゃん、俺ねえ、けっこう長い間見込みない片想いしてたから両想いになれたのがすげえ嬉しいんだ」という台詞もいい。わりと男の子がわかりやすいタイプというのが好きですね。あくまで少女漫画的だけど。
まとめて読みてえなあ。