さて。予告どおり「愛俺」4巻です。
小ネタヒットパレード、というか、それぞれの学園祭ネタ、クリスマス、正月の季節ネタ。ブラウエ・ローゼンのライヴの邪魔をしてたら秋羅に惚れちまった馬鹿男とか(こいつの台詞で「ボーイッシュな女の子は好きだけど行き過ぎるとかわいくないぞ」って、露骨に男の論理だよな、ほっとけ! そりゃまあ、悪い意味で男ぶってるヤツや、男の悪いとこを持ってるイキってる? ヤツ、女の悪いとこを持ってるMtFは嫌いだけど。たまに、上の本読んでても思ったんだけど「逃げるな!」って言ってやりたくなることがあります。まああたしは、結局彼女たちの気持ちは最終的にはわからないし、角が立つのでここで叫ぶだけですが→何を読んでこう思ったのかは、ナイショ)。
それからなぜか、女の子みたいな男の子が京都からやってくる話。舞妓だって。なんか違和感。なんかおかしい。親が京都にいるから舞妓をしてて、親の転勤で一緒に移って来れるものか? いや、まゆタン(この手の表記好きじゃない。この表記をしてるのは馬鹿にしてる時だと思ってください。つまり、今は、そういう時です)作品はやはり、考えるより感じるのだな?
この巻の目玉として前巻の予告でも描かれてたネコ耳秋羅が最初の話。
学祭の話ね。
しかしこの学校、そんなぼんくら学校だったんか。
外見どおりの攻め受けになるのは楽しいね、なかなか。これは見所。
しかし水樹が攻めてたときの記憶がない、というのは、つまんねえ。
あと、水樹が女子高の学祭で、女の子に大サービスしてるのを見て、「女の子だから……」というのに対し、それにも妬いてみせる秋羅はいいかな、とも思ったかも。まあ、秋羅が男に引っ付かれてるの見た水樹はパニクっていやがるんですけどね(あー、ごちそーさま)。
ジェンダーをひっくり返してるようで、ひっくり返しきってないんだよなあ。この漫画。この手のこと早い段階で書いたけど。
最近ではハズレ気分で、他の本のレビューを書きたい気分です。「Wジュリエット」の方がアタリだったかな? 2人とも背が高いしさ。巻数多いし、PNがちょっと……だけど。
次巻でラスト、かな?
- 作者: 新條まゆ
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2007/04/26
- メディア: コミック
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