「ざれごと寝言大事なこと」日記#6

西山香葉子という同人者の本性がわかる? ぺーじです。

欲しいなあ、と思っていたら、数日前に手に入れることが出来たので読み終わったトコです(本を読む際にたまに先を少しだけ読んでしまうことがあるのですが。この癖のせいで、いらないショックを受けたこともたびたびあります)。

印象としては、FtMは20,30代、MtFは40代ばっかりだった。MtFさんはほとんどがいじめを経験してる。「自分と違うもの」に対する「追い出そう」とする感覚は子どものほうが強いのかもしれないなあ、と思う。
外見は、MtFさんは「おばさん」タイプが多かった。あと、キレイな人もいた。FtMさんは、「パンチパーマのおばちゃん」なひともいれば、カッコイイ人もいる。
有名で、この本で見る前から知っている、ブログを愛読してる人も何人かいましたし(顔は初めて見た、という人も)、「性別が、ない!」の新井祥氏がトリだったりする(戸籍が女性で、30まで女性で暮らしてて、男性になったので、ある意味では「トランスさん」だからね)。

有名な人に関しては、その人が強烈に出してるある一面がものすごく納得できました。ああ、この人はこうだからこうなんだ、って(意味わからなくていい一文です。わかると角が立つので←言ってんじゃん!)。

一番壮絶だと思ったのは、パートナーさん(奥さま)が事故で植物人間になっちゃって、専業主婦をしてる人。職業欄が「専業主婦」で、「結婚歴:有 子ども:2人」とプロフにあるもんだから、「はて?」と思ってよく読んだら、そういうわけだったと。そのせいかその人の言葉は、現在のことが多かったですね。

子どものいる女性と事実婚してるFtMさんもいた。こういうケース、愛読ブログにひとつあるんですけど。書いてるのはFtMさんでなくて、子どものいる女性。お嬢さんは今年高校を卒業したらしい。ブログ読んでてやたら女子高生の話題が出ると思ったら実子だそうで、本気でびっくりした。そういうこともあるよなあ。
話を戻して、FtMさんで実子がいるのは2人だけだが、MtFさんは大半が子どもがいた。結婚が続いてる人もずいぶんいる。

人生はそれぞれだな。

西山香葉子2007年型は、「人の半生を綴ったものを読むのがすき」になってます。
GIDの人に限らず、ね。でもそういう人のを読むことが多いな。GID治療って、最初に「自分史」を書かせるって言うから、それを転載しちゃうのかも。

次のエントリでは「愛を歌うより俺に溺れろ」だけど、その次では、知り合いが載ってるので読んだ「取り扱い注意な女たち」と安藤大将さんの半生記「スカートをはいた少年」を扱う予定です。特に後者は早く読み終わって、明日図書館に行って仕事の資料を借りてこなくちゃ。

性同一性障害30人のカミングアウト

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