「ざれごと寝言大事なこと」日記#6

西山香葉子という同人者の本性がわかる? ぺーじです。

あまぞんで注文してあった「お振るいあそばせ!」を読んだ。
発注をもっと早くやってれば、あと500円安かったのに(同じ日のそれ以前に2冊頼んでた)。
よく検討せんと。

はてなをうろうろしてて発見。女の子2人表紙なのにどこの百合サイトでも見かけないので、うんじゃたまには特攻するか、と入手。短編集。

ウエーブの可憐な美少女系お嬢様女子高生・さくらと、クールな黒髪ショート・空は親友。さくらは「恋が日々の原動力」という子で、好みの男の子に告白しては振られていた。好みの子を総当りして全員がダメだったところ、空が、自分の兄が臨採教員として学校に来ると言い出す。さくらが転校すると言い出したのでそれを阻止しようとしたのだ。
合間に「私、空ちゃんが男の子だったら間違いなく好きになってたもん」「私もよ……」という会話をして→コマの隅で女の子が「誰かあの人に水ぶっかけてよ」と言っている(笑)。
やってきた彼はムサかったがさくらは「好きになってみる」。
いちばんオカシイのは、授業中に後ろの席で空が兄にでかいスケッチブックでメッセージ送って、チョーク投げられてるトコ。

3人の関係にけりをつけない終わり方。
タイトル「お振るいあそばせ!」は、かつて女学校だった(今は女の子のほうが多い共学校)この学校で、かつて文学少女たちが、ファンレターみたいなものを出した際、「頑張ってください」という意味で使われてたという言葉。だと。
だからラストもこの台詞。この使い方は良いかな。

見落としが1箇所。さくらのことを「気になってるなら指さないであげて」と画用紙で兄にメッセージを送る空。友人の恋路を応援するあたりええ子や。兄もさくらを多少気にしてるみたいだし(16日22:53追記)。

話もキャラも関係性も薄い。著者の別の一面であるらしい、ということは普段は野郎ばっかか?

他の作品は、なんか入っていきにくい。

この作品を知って、影木栄貴の初単行本に女の子の友情話があるのを思い出して、雨傘さんにご注進したら、彼女行動が超素早い! ほとんど翌日にはその本「運命にKISS」のレビューがあがってたんじゃないの? いやーホントあまりの速さにびっくりした。ついでに百合度がかなり高くて更にびっくり(笑)。
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お振るいあそばせ! (ウィングス・コミックス)

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運命にKISS (ウィングス・コミックス)

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