「ざれごと寝言大事なこと」日記#6

西山香葉子という同人者の本性がわかる? ぺーじです。

フロン最終回

というわけでおとといからの連載? にここらでケリつけて新しい本を読もうと思います。本屋で通りすがりに衝動買いした「『さん』の女、『ちゃん』の女」(著者は衿野未矢さんというひと。読んだことないな)がスタンバっているのだから。
以下本文からの引用がかなり混じっています。とお断りしておきます(って、どの本のレビューやってもそうだったかも)。

「いくら夫を信じていても、他人に自分の人生を任せていてはいけない」

上のマンガのママは、まさにその通りですね。浮気を告白されて。アイデンティティ・クライシスになった。

「夫だけが収入の手段」ということは避けましょう。
「あなたなんかいなくても生きていけるのよ」という姿勢を示そう

とも言う。

他に、今いる自分の家庭のこともわかった。でもってそれをつくってしまったものも少しわかった。どういうことかは書かない。書いても後で編集しなきゃいけなくなるに決まってるから。

パラサイト・シングルにも少し触れてる。
「パラサイトシングルを満喫した子供たちが、親の面倒を見てくれるとは思えない」→「自分の気持ち至上主義」ですね。

この本での「家庭」の定義とは「保護する者と、される者」がいることです。
親と子。これは、小さな子と親でも、年老いた親と子でもいい。
あと、独身でもペットを飼ってたら。

あたしの家庭の中での今の生きづらさみたいなものまで抉り出された本だったかもしれません。

「家族」という「安定」は、手放したくないんだけれど、家族のいる場所である「家庭」は、もはや安らぎの場所たり得ない。その閉塞感に耐えきれず、ひとりになりたがっているのが、現在の家族の特徴なのです。
↑なるほど。

で、最後。
夫を家庭からリストラして一妻多夫、という発想を著者は打ち出します。
ただし、「夫」全員とセックスする必要はない。
女性に求める役割を「愚痴聞き役は飲み屋のおかみさんに」、「高校時代のときめきは会社のOLに」(コレなんか変かもと思う)、ソープランドのお姉さんにはサービス満点のセックスを、と男性がやってるように、異性に対する欲求を分散してしまおうというお話→その中には、ボーイズラブ小説などで妄想して精神的な満足をはかるのもアリだということだ。

昔山田まりやが言った「彼氏に風俗に行かれるのイヤ、その種のテクニックはわたしが勉強して実践する!」という発想にも共感できるんだけどねえ(そういう意欲も見せずにただ、風俗に行かれるのがイヤと言うのは、セックスワーカーに対する何かの感情があるのか、単にセックスが嫌いとか、汚らわしいものとしか思えないとか→最後のは今日ではすごい少数派だと思うイメージがあるんすけど)。
話題によっては自分以外の人と話してもぜんぜん問題じゃないけど、問題があるものもあるってことか(なんか山田まりやって人には、多少独占欲はあるけど筋の通らないことは言わないようなイメージが多少、ある)。

『安定だけど不自由』か『不安定だけど自由』か。
自分の目で見てものを考えて、自由を獲得しよう。すべてに自己責任を取れるほど強くないけど。

ラスト近くで出てきた「シングルマザー・ユニット」ってフランスの「パックス制度」じゃん? あ、コレを知ったきっかけはここね。

カナダじゃ、法的な優遇措置を求めてヘテロ男性同士が結婚した話もあるらしい
最近とあるブログ(mixiに例えると「マイミクさんのマイミクさん」にあたるサイトさん)で知ったんですが、そちらにはあてくしのイタいコメントが載っているので直で。

フロン―結婚生活・19の絶対法則 (幻冬舎文庫 お 26-1)

フロン―結婚生活・19の絶対法則 (幻冬舎文庫 お 26-1)

「最終回」にしたけど、なんか言い足りてないので、後日の日付で復活するかも。