初出当時から知ってたが、文庫化待ちしてたのさ。
舞台はカトリックの女子校。幼稚園から高校まで。
なゆた、淑子、翠という3人の少女が登場する。
淑子は学校に、幼稚舎からの友人がいるけど彼女たちに違和感を感じ、なゆたと翠に、そしてつきあっている国語教師に執着する。
なゆたは子供の頃に性的にひどい目に遭ったサバイバーで。
電車の中の痴漢に報復し、それで一時期落ち込む。
翠は、学校にしっくりなじめないけど「こんなものか」と達観している、で、なゆたに微妙に友情以上のものを寄せている。
最近、三浦氏には、「全天候型」のお手本かもなー、と思い始めてたけど、そんな一面を見せてくれた作品かも。
ここで明かしてないネタもいくつかあるからね。
- 作者: 三浦しをん
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2007/02/28
- メディア: 文庫
- 購入: 2人 クリック: 79回
- この商品を含むブログ (116件) を見る