発売されるや否や、雨傘さまとの間で盛り上がったこの作品。
やっと読み終えたので、感想書きます。
百合的な見所は雨傘さまのところ(3月18日にも記事あり)で見ていただいて、うちではお笑い系チェックポイントを行きましょう。
サブキャラは、まず新聞部部長。ゴツめの体型やルックス以外はマリみての三奈子と多少かぶってるキャラ。だが、三奈子の方がずっとおしとやかな感じ。この学校って、生徒に言わせりゃ「おカタイ女子校」なのだが?
「おカタイ女子校」と言うと登場するのは「シスター」だが、いい味出してるんすよダンナ! (誰に書いてんの?)なんか彼女・シスター・ジルが気に入った。わしこの漫画で彼女が一番好きかも(史緒も捨てがたいが)。口調といい顔といい、「シスター」の枠をはみ出している感じでいいぜ(どうやらこの女、今年に入ってから、肩書きのイメージを裏切る人が好きらしい。そしてその中には実際に仲良くなった方たちもいてくださる)。
P100 史緒の言い分の意味がわからん(理屈通ってないのでは?)。
P203 広島弁? の風船持ったガキども。
P245 「自分の得意分野に持ち込んだ上……」このシーンが一番好き。他におすすめは、シスターが新聞部顧問を辞めたくてたまらないとこかな? 無邪気に声援を送る紫野もナイス(若菜を絶賛するけど、叱らなきゃいけないところで叱ってるのが良い。素直にいうこと聞く若菜も○)。
P276はP301への伏線ね。
「史緒ちゃん、来年どーすんの?」と突っ込みたい場面はそこここにある。「来年」は来ないんだけど。
昔立ち読みして好感持ってたけど、当時より面白く読みました。「え? これこんなに面白かったの?」ってびっくり。ただ、ラスト2作は超常現象とファンタジー設定でいささかわたしには読みにくかったかも。あと、「雨天ケッコー!」(90年代半ばに発表された100ページ読みきり)も読みたかった! これ今度いつ読めるの? 雑誌捨てたり買わなかったりしたのがすっごく後悔です(読みはした)。
ただし、一番の奇人変人は若菜の兄貴だと思う。名前からしてそんな感じで作られた可能性あるし? 若菜もおかーさんも、心中お察し申し上げます。
あと、時代を感じて好きなのが、若菜たちのスカート丈が長いこと。やっぱぷりーつのミニって女を子供にする気が。ミニで大人っぽいのってタイトだけ?
ああ、長かった。さっきみたいなことになるなよ?
- 作者: やまざき貴子
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2007/03/01
- メディア: 文庫
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