以前たまに見てたんですが、あることがきっかけで引いたブログさんに、日参しています。
誤解していたんですがその方GIDでした。
GIDの人によっては、自分の体に対する嫌悪感は相当なものだと言うことがわかりました。また、「男らしさを求められること」に対する嫌悪感がある人もいるし、ホントさまざまです。あ、勝手にネタにしてごめんなさい。でも最近、ホームページ見ると、そこの管理人のプロフィールというかパーソナリティに興味持つようになってますね。もっともこのパーソナリティという言葉、ラジオのメイン出演者という意味ではあまり使いたくないのですが(出た! 言葉へのヘンなコダワリ)。「ディスクジョッキー」の方が好きだし、一時期志望する職業が「ラジオのディスクジョッキー」だという時期があった。今でもオールナイトニッポンのDJはやりたい。
どうせ読むならサイトの管理人さんという人をできるだけ理解したいと思うし。
3月2日ごろに書いた「自分の体と戸籍が男であるのを利用する」ということができるほどしたたかな人はGIDにはほとんどいないと思った方がよさそうです。そんなにしたたかになれるならそもそもGIDで悩まないか。
結婚した理由は「そうすることで標準的なライフコースに乗って、普通の男性になれるかもしれない、と思った」というのが理由みたいです。
で、わたしがよく行くサイトさんには、「結婚して子供を持った、この配偶者さんと結婚してよかった」と思ったという人もチョコチョコいます。
こういう人の配偶者さんのキャラクターは、心が両性具有で、自立していて(経済的にも)、自分の「旦那さん」に「男性性」を期待しすぎてない人なんだと思います。「男だから女だから」ということが少ない。というかこれ、GIDの人はほとんど嫌がるみたいだし。奥様に仮名つけて「愛する○○ちゃん」と臆面もなくおっしゃってる方もいらっしゃいます(この方のキャラクター好きだなあ)。
GIDの人の結婚が破綻するのって、「実は体から見て同性が好きだった」というのもあるのかもしれませんが、奥さんが相手に「男性性」を、旦那さんが相手に「女性」を期待しすぎたからじゃないでしょうか、と考えてみたりします。
GIDの人だけが繊細だ、とは言いません。
わたしだって6年も心療内科の世話になってる人間ですし。
しかしわたしは「性同一性障害はオモシロイ」だけで、とりあえず「体・性自認・恋愛対象」という観念だけは理解できたので、頭が柔らかいのか、佐倉智美さんの文章がよかったのか(たぶん後者だ)。
でも、いろいろな人の文章を読んで、本当に個性がとりどりで、その中で、この項の2番目の段落に書いたようなしたたかさを持っている人はいないと気づきました。間違いを書いてごめんなさい。ただ、結構好きなしたたかさなんですよ。こういうのって。とりあえず抗議がこないでほっとしてますが。当事者さんにとって読む価値もない? ああそうですね確かに(自虐)。
「したたか」といえば、GIDのひとって、地方出身者の方がしたたかというか、東京出身者はなんかひ弱なような気が、ちょっとしました。
標準語って言葉としてのジェンダーがかなり出てる(ような気がわたしはする)からですかねえ。例外もいらっしゃるけど。
西の方はホント強い、ような気がする。
GIDだけじゃなく、日本人に特有の現象なのか(そんなこと言ったら、人生のほとんどを「東京都」という住所で過ごしたわたしだってひ弱だ、まあ、強い人間ではないですが)。
ちょっと探っていきたいな。
10日午前10時15分追記
とりあえず、方言というジェンダーレスな言葉を使うことが多い地方人(特に関西人)と男言葉女言葉が妙にはっきりしている東京・関東人という違いから受ける印象の差も大きいのではないだろうか?
12時追記
方言を使うことで、トランス前と後で使う言葉が変わらないから、自分をストレートに出せるのか。たまにとんでもなくお上品な人もいたし(見習わなきゃ)。