「ざれごと寝言大事なこと」日記#6

西山香葉子という同人者の本性がわかる? ぺーじです。

恋愛のひとつの解決法

三角関係の落としどころというのは、恋愛漫画や小説を書(描)いてる人が悩むところのひとつだと思うし、現実に苦しんでる人にとってはたとえようもない大きな悩みだろう。


ある日、ネットをさまよっていたら、「親友同士の女2人が1人の男を張り合っている。だったら、3人で同居しちゃえばいい」と言っていた人がいた。
これはうーん、と思った。
上に書いてある「THE B.B.B」は、ハタチ前後の男と女が出会って恋をしたが、男にはすごく大事な男友達がいる。その男友達はゲイで男のことが好きだという。で、女と男友達は戦いを始めるが、やがてこの2人の仲も恋愛的な関係になってしまう。それで結局、3人で一緒に暮らす、という手段に出て、ハッピーエンド、という話である(読んでない方、ネタバレ書いてすみません)。
3人で暮らすのならこれくらいやらなくちゃ駄目だよ。というか、破綻が生じるよ(まあ、どんな恋愛にもいつかは破綻が生じると言ってしまえばそれまでだけどさ)。3通りの関係すべてにセックスが生じるくらいでなきゃ。

うちの弟は「いちご100%」に関して、3人で暮らせばいい、と言っていた一時期がある。これをヤツはとあるフランス・イタリア映画好きの評論家の影響だと言っていた(弟よ、そゆことは映画何本か見てから言え)。当時はふうん、と思っていたが、今は無理じゃないかな、と思っている。

イギリスで、アレクサンドラ王妃だったかな、愛人と手を組んで、別の若い愛人が勢力を伸ばすのを防いだという話があって、妙に好きな話なのだが、「そういうこと」ができるかというと難しいしね。

ちなみに、わたしがMr.childrenで一番好きな曲はサード・アルバムに入っている「LOVE」である。これはお互いに恋人がいる男女がお互いに憎からず想いあってる、という曲で、桜井ファンの我が親友Yちゃんが「ズルい歌ね」と一言で斬って捨てたという話があるのだが(ちなみに彼女が一番好きなのは「抱きしめたい」で、女の子だなあ、と思って、自分のヘンさ加減を真剣に考える羽目に陥りもした。後に彼女は「やっぱ不倫はイヤー」という理由でミスチルに対するモチベーションが下がったと言い出す。「今更なにいってんだ」とあきれてしまったが、ちょっと無神経だったかな?)、こういう「2番目に好き」的な感情も、妙に好きなポイントであるような気がしてくる。
「誰かのことを大事だと思う」って、兄弟姉妹でも、親子でも、関係に名前のついてない男女の仲でも、いいもんだよね。それが擬似恋愛と呼べるものであっても。
いや、どんな組み合わせでも擬似恋愛結構、なのかもしれない。もちろんホントの恋だっていいけどさ。